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2021 Fiscal Year Annual Research Report

Investigation of roles of neural oscillatory activity in the control of eye movements

Research Project

Project/Area Number 18K07350
Research InstitutionTokyo Metropolitan Institute of Medical Science

Principal Investigator

横山 修  公益財団法人東京都医学総合研究所, 脳・神経科学研究分野, 主任研究員 (60455409)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords眼球運動 / サル / 脳電気刺激 / 補足眼野 / 空間的注意
Outline of Annual Research Achievements

当該年度は、前頭葉の眼球運動関連脳部位である補足眼野への高周波電気刺激がその後の眼球運動ターゲットの選択に影響を及ぼすかを調べた。先ず、サルに眼球運動ターゲットを選択させる課題を訓練し習得させた。この課題では、最初に視覚提示された手がかり刺激に従って、その後に左右の半視野に1つずつ提示される2つの選択肢刺激のうちどちらかを眼球運動によって選択することが要求された。手がかり刺激はその色と形によって右または左を指示するが、選択肢刺激が提示される前に消失する。加えて、選択肢刺激は左右の半視野の様々な位置に提示されることから、選択肢刺激が提示されるまで、眼球運動ターゲットの位置は決まらない。したがって、最初の手がかり刺激提示から選択肢刺激提示までの間、サルは右または左半視野全体を選択しておく必要があった。この課題遂行中、手がかり刺激提示期間に補足眼野に高周波の電気刺激を行うことによって、その後の眼球運動ターゲットの選択が影響を受けることを見出した。具体的には、電気刺激をした脳部位と同側視野に提示された眼球運動ターゲットの選択が正解である試行において、電気刺激をしなかった試行と比較して、反対側視野の選択肢刺激に眼球運動をしてしまう試行が増加した。この結果は、前年度までに見出した、電気刺激による眼球の反対側への微小な偏位と一致する傾向である。これらの結果は補足眼野への高周波電気刺激が刺激中の眼球位置だけでなくその後の眼球運動ターゲットの選択にも影響を与えることを明らかにし、補足眼野が左右の半視野といった空間の選択に関与することを示唆した。刺激中の眼球の微小な偏位は空間的注意の偏位を反映し、それがターゲット選択の偏りに繋がっているのかもしれない。補足眼野への電気刺激が空間性注意を介する空間の選択に介入する方法として有用である可能性がある。

  • Research Products

    (2 results)

All 2021 Other

All Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] Top-down control of distributed attention by the supplementary eye field in monkeys2021

    • Author(s)
      横山修、西村幸男
    • Organizer
      第44回日本神経科学大会
  • [Remarks] 公益財団法人東京都医学総合研究所 脳機能再建プロジェクト

    • URL

      https://neural-prosthetics.jp/

URL: 

Published: 2022-12-28  

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