2023 Fiscal Year Annual Research Report
Social Determinant of Health
Project/Area Number |
18K07465
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
山田 正明 富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (40377338)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 健康格差 / 社会経済的状況 / 健診ビッグデータ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は2016年度に富山県内の1病院にて健診を受診した約2万名の健診データを利用した分析である。最終年度のR5年度(2023)は肝機能障害の分析を深めた。産業分類別との関連に多変量解析を行った。肝機能障害をGOT(AST)異常、γ-GTP異常として産業との関連を分析したが、肥満や飲酒頻度で関連のほとんどが説明された。また産業別での分析では運輸・交通業でGOTの異常が多い一方でγ-GTP異常は多くないなど、一貫した結果にならず、考察がこれ以上は深まらなかった。 この健診データを発展させるため、R5年度は富山県の国民健康保険(40歳以上)と後期高齢者(75歳)の約50万人を対象とした健診、医療、介護データを扱う分析を開始した。 大規模疫学でしか扱えない疾患に注目し、S状結腸軸捻転症の有病率を計算した。この結果はR5年12月にバンコクで開催されたアジア消化器病学会(APDW2023)R6年1月に開催された第34回日本疫学会学術総会で発表した。またこれらの学会や7月に長崎で開催された日本医学教育学会総会や沼津市立病院の内科や健診部で情報収集を行い、今後の社会的要因を分析するための発展性を検討した。
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