2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
18K07479
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
金高 秀和 東京医科大学, 医学部, 准教授 (90385021)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
羽生 春夫 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (10228520)
清水 聰一郎 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (10385031)
高田 祐輔 東京医科大学, 医学部, 助教 (20449193)
平尾 健太郎 東京医科大学, 医学部, 講師 (40516639)
櫻井 博文 東京医科大学, 医学部, 教授 (60235223)
馬原 孝彦 東京医科大学, 医学部, 客員教授 (70266477) [Withdrawn]
佐藤 友彦 東京医科大学, 医学部, 助教 (70421071)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 糖尿病性認知症 / アルツハイマー病 / cingulate island sign / レビー小体型認知症 / IMP-SPECT |
Outline of Annual Research Achievements |
2型糖尿病(DM)は認知症の発症リスクを高めるが、その背景には種々の病理や病態が関与している。病型として多いのは、アルツハイマー病(AD)であるが、ADとは臨床像や経過が異なり、糖代謝異常に伴う神経障害の関与がより強く示唆される一群が存在していた。我々はそれを“糖尿病性認知症(DrD)”として提唱してきた。本研究では、従来の研究を発展させ、糖尿病性認知症の有効な治療法を探索することを目的としている。 しかし、実臨床では、ADおよびDrD以外の認知症をきたす疾患も多く存在しており、レビー小体型認知症(DLB)もその一つである。 本研究を進める過程において、ADとレビー小体型認知症(DLB)の鑑別をより簡単に行う必要性が高まってきた。そのため、脳血流SPECTによるADとDLBの鑑別方法を新たに開発した。 脳代謝PET検査で広く知られているcingulate island signをSPECTに応用することで、ADとDLBを鑑別することが可能となった。 上記の結果は論文として既に報告済みである。(Kanetaka et al. Differentiating Mild Cognitive Impairment, Alzheimer's Disease, and Dementia With Lewy Bodies Using Cingulate Island Sign on Perfusion IMP-SPECT. Front Neurol. 2020 Nov 19;11:568438. doi: 10.3389/fneur.2020.568438. eCollection 2020.)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究実績の概要にも記載したが、ADとレビー小体型認知症(DLB)の鑑別の必要度が予想よりも高かった。 しかし新たな知見を得て、論文として投稿できたことは不幸中の幸いであった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、当施設でのアミロイドPETが可能になる見込みであり、さらに多くのDrD症例登録が進めば、効率的な研究開発を行うことが可能となる。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの流行により、学会参加が中止になったり、延期になったりしたため。
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Research Products
(1 results)