2020 Fiscal Year Annual Research Report
Preventive Effect of Rifampicin on Dementia
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18K07488
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
亀山 征史 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (40773445)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | アルツハイマー病 / 認知症 / 人工知能 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究対象となるアルツハイマー病(AD)の簡便なスクリーニングとして、顔写真でのADと正常者の弁別をする人工知能(AI)モデルの研究を東京大学老年病科との共同研究を行った。正答率9割を超える良い成績を出すことができた。論文発表とともにプレスリリースを行い、新聞やNHK海外ラジオなどに取り上げられた。将来、この研究に基づいた大規模スタディが行われれば、顔写真で非侵襲的で簡便で安価な即時にわかるスクリーニングができる可能性があり、大きな反響もあった。 MRIでのADのスクリーニングとして海馬萎縮を定量化する方法(VSRAD)がある。AD病理を直接見ることのできるアミロイドPETとの比較を行い、海馬萎縮だけからは十分にADを弁別できないことを示した。VSRADはどこが萎縮しているのかは役立つだろうが、値だけでは難しいといの論文発表をした。 ADは、糖尿病がリスクファクターの一つである。HbA1cが血糖コントロール指標として広く使われているが、平均赤血球年齢の影響を受けてしまう。平均赤血球年齢を赤血球クレアチンから求める方法を開発し、またそれを基にして、ヘモグロビンの糖化速度定数を求めた。論文を発表した。 脳血流SPECTは認知症の診断に使われるが、その脳血流tracerであるIMPを使った新しい脳血流量の定量方法を以前に開発した。そのREICA法は、肺からの洗い出しに影響されない優れた方法であることを示し、論文発表をした。
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Research Products
(20 results)