摂食障害と窃盗累犯 -心理社会的要因に関する質的・量的調査研究-

2021 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 18K07555
• Research Institution: Kyoto University
• Principal Investigator: 梁瀬 まや 京都大学, 環境安全保健機構, 講師 (30760780)
• Project Period (FY): 2018-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: 摂食障害 / 窃盗 / 万引き / 精神鑑定 / 矯正施設 / 司法精神医学

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、摂食障害患者にみられる窃盗行為について、文献的調査や国内外の視察をはじめとした実地調査に基づき、多国間比較の視点も加味しながら、質的・量的調査でその心理社会的背景を明らかにし、司法精神医学的評価や処遇について考察・検討することにあ る。しかし2021年度は新型コロナウイルスの 蔓延下にあって、視察や実地調査は困難を強いられた。コロナ禍における実地調査を模索しているが、頓挫している状況である。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウイルス感染症の蔓延下にあって、実施計画に困難が生じ、計画は予定より遅れている。ただし、オンラ イン等を活用しながら同テーマに関する情報収集や協議を継続し、文献的考察等により研究を進める予定である。

Strategy for Future Research Activity

これまでの情報収集を踏まえて学会発表等を行う。2022年度はコロナ禍における調査の実施に向けて関係者と協議を継続し、研究を発展的に推進する。

Causes of Carryover

昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症の蔓延下にあって、研究計画の再考は困難を強いられた。計画の遅れに伴い、予定していた経費を今年度は要さず、物品等の購入等も次年度以降に見送った。今後は研究実施計画を実現可能なスケジュールで再検討し、使用する。