2018 Fiscal Year Research-status Report
統合失調症における周波数間カップリング-脳磁図研究-
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18K07602
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
平野 昭吾 九州大学, 大学病院, 助教 (10568984)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 統合失調症 / 位相振幅カップリング / 聴性定常反応 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度においては統合失調症患者および正常対照者において脳磁計を用いて聴性定常反応(ASSR: Auditory Steady State Response)の測定を行った。得られた脳磁図データにおいて位相振幅間カップリングの解析を行うために、コンピュータ言語であるPythonおよびMATLABを用いて解析プログラムの開発を行った。データ解析については2018年9月に神戸市において開催された日本生物学的精神医学会に参加し、国内及び国外との研究者と討論を行い、最新の知見を得た。また九州大学精神科神経科と群馬大学精神科神経科との共同研究において開催されているPsychiatry Neuroscience Seminar(2018年11月)に参加し、「permutation ANOVAのmatlabおよびpython上での実装の試み」との演題で発表を行い、データ解析についての議論を行い、解析手法を改良した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
統合失調症患者および正常対照者において脳磁計を用いた聴性定常反応の測定は概ね順調に進んでいる。データ解析のプログラム開発についても、現在のところは順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
統合失調症患者および正常対照者において脳磁計を用いた聴性定常反応の測定を進め、目標の被験者数を目指す。データ解析のプログラム開発を進め、測定された脳磁図データを解析し、結果を学会や専門誌において発表する。
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Causes of Carryover |
当初の計画では高性能ワークステーションである米国アップル社製のMac Proを購入する予定であったが、同機種と同程度のデータ処理能力が期待され、かつより安価で拡張性のより高い同社製のMac miniが当該年度に発売されたため、Mac miniを購入したことにより次年度使用額が生じた。次年度使用額は翌年度分として請求した助成金のうち、物品費と合わせ、データ管理用のハードディスク購入などに充て、バックアップなどデータ管理の安全性のさらなる向上を図る予定としている。
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