2019 Fiscal Year Research-status Report
A novel treatment of rheumatoid arthritis by photoimmunotherapy with anti-mouse IL-6R antibody
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18K07626
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
中島 崇仁 群馬大学, 医学部附属病院, 准教授 (70375559)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米本 由木夫 群馬大学, 大学院医学系研究科, 研究員 (50400734)
岡邨 興一 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (90527722)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 光免疫療法 / 関節炎 / マウスモデル / IL-6受容体 / マクロファージ / 近赤外線 / 抗体 |
Outline of Annual Research Achievements |
関節リウマチに対する光免疫療法の研究について、1)細胞レベルでの実験および2)関節炎マウスモデルでの実験を行っている。 マウスの炎症細胞に惹起されるIL-6受容体をターゲットとした光免疫療法では、活性化マクロファージを壊死させることが細胞実験で証明された。投与する薬剤(抗体)の量については安定した結果を出す量を確立できている。Dead/alive蛍光色素を使ったフローサイトメトリーにて近赤外線照射後の壊死細胞についてカウントをして、近赤外線の照射量と細胞の壊死数について比例関係にあることが確認できた。細胞については、抗原提示細胞株およびマウスの腹腔内から採取したマクロファージの両者でほぼ同じような結果が出た。炎症刺激による変化についても検討を進めている。 関節炎マウスモデルの作成については安定した作成ができるようになり、関節炎マウスの炎症の評価として、陽電子放出核種であるF-18で標識したブドウ糖アナログ(FDG)を静注してPET撮影をすることで、関節炎の定量評価の方法を確立した。今後は、関節炎マウスに対して光免疫療法を安定的に行えるように研究を継続する。光免疫療法の関節炎に対する治療効果を定量的に証明する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
動物実験については、手技がまだ完全には確立しておらず、安定した結果が得られていないが、細胞実験は概ね完了しており、全体としては予定通りの経過と考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
動物実験で安定して光免疫療法を施行することを目標とする。薬剤の作成および近赤外線の照射方法にやや問題があると考えており、これらを安定して行えるようにすれば、当初の目標であった結果が得られると考えている。
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Causes of Carryover |
当該年度に動物実験が安定しておらず、次年度に多くの動物実験を予定しているため。
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[Journal Article] Axillary lymph-node metabolic activity assessment on 18F-FDG-PET/CT in rheumatoid arthritis patients treated with biologic therapies.2020
Author(s)
Dam TT, Okamura K, Nakajima T, Yonemoto Y, Suto T, Arisaka Y, Tomonaga H, Tachibana M, Tajika T, Vu LD, Chikuda H, Tsushima Y.
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Journal Title
Scandinavian Journal of Rheumatology
Volume: 49
Pages: 96-104
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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