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2019 Fiscal Year Research-status Report

Evaluation of rectal cancer aggressiveness based on conductivity imaging

Research Project

Project/Area Number 18K07635
Research InstitutionSapporo Medical University

Principal Investigator

畠中 正光  札幌医科大学, 医学部, 教授 (40253413)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山 直也  札幌医科大学, 医学部, 講師 (20404709)
小野寺 麻希  札幌医科大学, 医学部, 助教 (20404717)
杉田 真太朗  札幌医科大学, 医学部, 准教授 (50451670)
西舘 敏彦  札幌医科大学, 医学部, 助教 (80404606)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords直腸がん / MRI / Conductivity / IVIM
Outline of Annual Research Achievements

データの再現性に問題があるかもしれないことが示唆されたので、比較的データが安定していると思われる子宮のデータからヒストグラムを描いてみたところ、ある程度の再現性が確認されたので続けてデータ収集を行った。9症例についてconductivity値の計算をドイツ本社のUlrich博士にお願いしているところであるが、SARS-Covid2の影響もあると思われるが、現時点で計算結果は得られていない。そこで、もう一つのデータ解析として、全部で22症例についてb-valueの違いによるDWIのsignal intensityの変化をIVIMの計算式にcurve fittingさせてパラメータ(D, D*, f)を計算し、臨床・病理因子との関連を計算した。D, D*, fともに有意な関連は指摘できなかったが、Dの最大値は転移リンパ節数とある程度の関連を示していた。DWIは続けて2回撮像しており、初回のデータではr=0.436, p=0.055、2回目のデータからはr=0.423, p=0.063とある程度の関連が示唆される結果であった。データの再現性は比較的高く、within-subject coefficient of varianceは10.7%、Bland-Altman plotのbiasは-5.56%、standard deviation of biasは12.9%、95% limits of agreement of は-30.8% から+19.7%であった。因みにD, D*, fの中ではDの再現性が最も高く平均値,中央値で比較するとDmean, Dmedian=10.6%, 9.7%、 D*mean, median=39.6%,36.1%、fmaen, fmedian=63.8%, 57.4%となり、今までの報告と同様の傾向を示している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

今回、SARS-COVID-2の世界的蔓延の影響で、ドイツでも多数の感染者・死者が生じている。Johns Hopkins大のデータによると、2020年4月7日の時点で、感染者103,375名、死者1,810名であり、この影響もあってかドイツ在住のUlrich博士によるconduncivity値の計算は進んでいないが今後は終息に向かい研究に大きな支障は生じないと考えている。本研究のもう一つの柱であるDWIから計算したIVIMパラメータと臨床病理因子との関連では予想外ではあるがDの最大値が、臨床的意義(再発や予後との関連が強いと考えられている)の高い転移リンパ節数とマージナルではあるが関連が示唆され、今後研究を進めていく価値が高いと考えている。2020年4月にシドニーで開催予定であったISMRM2020で発表予定であったが、開催時期が変更されてしまい、残念ながら発表できていない。

Strategy for Future Research Activity

画像から抽出したmetricsの解析方法として、最近、texture analysisが注目されており、我々もLIFEx社の解析ソフトウエアを使って解析を試みたところ、かなり高い再現性を保持しながら、臨床病理因子と関連するmetricsも認められることが分かったので、conductivity画像に関してもDWIおよびIVIMと同様にtexture analysisを応用してみたいと考えている。

Causes of Carryover

SARS-Covid2の蔓延の影響もあり、学会・研究会等への参加が十分ではなかったために未使用額が生じた。2020年度は、日本医学放射線学会秋季大会(9月、名古屋市開催)、日本磁気共鳴医学会(9月、盛岡市開催)、断層映像研究会(10月、鹿児島市開催)等に積極的に参加予定である。SARS-Covid2のために8月に延期された国際磁気共鳴医学会については開催地がパリ市のため、現時点では参加を考えていないが、参加希望者が少なかったため、学会から8月パリ開催についてのアンケート調査が行われているところであり、開催地・開催時期が変更になれば参加し発表を行うことも考えていく予定である。

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Published: 2021-01-27  

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