2021 Fiscal Year Annual Research Report
Enhancement of radiation cancer therapy by gold nanorods
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18K07668
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
近藤 隆 富山大学, 学術研究部医学系, 特別研究教授 (40143937)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 京 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (10242497)
齋藤 淳一 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (70572816)
趙 慶利 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (90313593)
REHMAN MATIUR 富山大学, 学術研究部医学系, 特命助教 (10810921)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 金ナノロッド / 放射線 / アポトーシス |
Outline of Annual Research Achievements |
金ナノ粒子が放射線細胞死の増強作用を示すことは、知られている。一方、金ナノロッドについては光温熱作用の増感を示した論文は多いが、放射線との併用に関する報告は少ない。そこで、本研究では、金ナノロッドと電離放射線の併用効果について、アポトーシスを指標として、増強効果およびその機序について検討した。その結果、金ナノロッドには一定の放射線アポトーシス増強効果があることが示された。金ナノロッド0.5 microg/mL処理時には細胞内GSHが低下し、それ故に細胞内に酸化ストレスが誘起され、アポトーシスの原因となる。 金ナノロッドは使用濃度により、細胞毒性を示すので、完全に毒性を示さない濃度で放射線増強効果を確実に得るのは難しいと思われる。 アポトーシス増強については、DNA損傷、Fasおよび小胞体ストレス関連の指標で増強が認められたことより、これらが関係する分子機構が関係すると思われる。今後は金ナノロッドの化学的修飾により低毒性化を図り、細胞および実験動物水準での放射線増感作用の検討が必要となる。
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Research Products
(11 results)