• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2021 Fiscal Year Research-status Report

CFD解析を用いた球状塞栓物質の動態シミュレーション

Research Project

Project/Area Number 18K07726
Research InstitutionKyoto Prefectural University of Medicine

Principal Investigator

三浦 寛司  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (20607593)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2023-03-31
Keywords球状塞栓物質
Outline of Annual Research Achievements

前年度に引き続いて、実際の臨床例においてCFD解析をおこなうため に、境界条件を測定する方法や、使用する画像の撮影条件や処理方法についての検討をおこなった。 境界条件としての血流情報を得る方法として、腹部エコーを用いることとし、ボランティアで実際に腹部エコーを行い、腹部臓器の動脈のパルスドップラーで 流速を測定した。今後、臨床例に応用していく予定である。
臨床例においては、これまで球状塞栓物質を用いて治療した肝細胞癌の症例で、治療成績について検討した。球状塞栓物質の分布は治療成績に関連していると考え、腫瘍の局在による治療効果の差異や、残存腫瘍が残りやすい位置について検討をおこなった。また、肝細胞癌に対するTACE症例で、最新のソフトウェアを用いて、ダイナミックCTの画像から肝動脈の詳細なVR像の作成や栄養血管の同定を試みて、血管造影時に得られたCTA像と比較して、血流予測への応用について検討した。
in vitroの実験では、球状塞栓物質の動体解析を行うためのフローモデルを構築中である。球状塞栓物質の可視化や血管モデルの構築などに時間がかかっている。
関連学会に参加をして、塞栓物質の動体解析の最新の知見について情報を収集し、今後の研究計画を刷新した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

研究代表者の勤務場所の異動や、研究協力者の異動など、研究環境の大きな変化があり、予定していた研究をすることができなかった。収集する臨床症例なども再考する必要があり、in vitroの実験においても、コロナによる制限により予定通り実験を行うことができなかった。

Strategy for Future Research Activity

これまでに収集したデータを用いて、解析を行う。また、新たな研究環境を構築して、球状塞栓物質の動態を解析できる様に善処する。

Causes of Carryover

研究計画が遅れており、予定されていた実験を行うために、実験材料や機材を購入する必要がある。また、研究代表者の異動によりデータ解析などの環境を整備する必要があるために、予算を使用する予定である。また、学会参加をして引き続き情報収集をする。

URL: 

Published: 2022-12-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi