2019 Fiscal Year Research-status Report
ラジオ波凝固療法の分子標的薬の併用は有効か?家兎肺腫瘍モデルでの実験的検討
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18K07763
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
大隈 智尚 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (50445029)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ラジオ波凝固療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
悪性腫瘍に対するラジオ波凝固療法(radiofrequency ablation:以下RFA)の問題点としては電極針の焼灼範囲に制限があり、サイズの大きな腫瘍に対しては他治療との併用の開発が必須である。本研究では肺腫瘍モデルを使用した実験でRFAにより壊死で崩壊した腫瘍細胞内から抗腫瘍免疫を誘導する様々抗原が放出され ることに注目し、分子標的薬である免疫ポイント阻害剤により病巣全体のリンパ球によりさらなる活性化に繋げたり、肺癌の局所制御および予後延長の 基礎的なデータを蓄積することを目的とした。実験は日本白色種うさぎ(体重2Kg前後)を使用し、全身麻酔下により行った。CT装置は当大学動物実験施設の動 物実験専用のCT装置を用いた。経代したVX2腫瘍砕片の浮遊液をCTガイド下に穿刺した針より注入し、1週間後にCTを撮影、肺単発腫瘍ができたことを確認し、以下の各種の実験を行なった。うさぎVX2単発肺腫瘍モデルを無作為に抗癌剤単独群、RFA単独群、RFA+抗癌剤投与、未治療群の4郡に分け全生存の比較と治療群における安全性と局所制御評価を行い、RFAの免疫チェックポイント阻害剤併用の有効性を検討した。RFAの方法は電極針は2cm展開径のLeVeen Electrode。RF発 生装置は(RF 3000, Boston Scinetific)を用いた。CTガイド下で経皮的に電極針を腫瘍内に進め、CTで展開針内に腫瘍が存在することを確認し、30ワットで最大抵抗(roll off)に至れば通電を終了した。結果は各群8羽づつの生存率は18-27月前後で現在のところ各群とも生存率に有意差は示されなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実験は完了しており、結果をまとめ、英文雑誌に投稿準備中である
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Strategy for Future Research Activity |
実験結果を解析し、論文にまとめて、国内外学会発表および英文雑誌投稿準備中である
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Causes of Carryover |
論文投稿のための学会調査や英文校正、投稿費用などが必要なため
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