2020 Fiscal Year Research-status Report
母児毛根・毛髪 miRNA を用いたアトピー性皮膚炎のバイオマーカーの探索
Project/Area Number |
18K07792
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
篠原 示和 順天堂大学, 医学部, 助教 (40398053)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 健治 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 免疫アレルギー・感染研究部, 部長 (60181765)
清水 俊明 順天堂大学, 医学部, 教授 (30260889) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 毛髪 / miRNA / 遺伝子解析 / アトピー性皮膚炎 / 母児 / 乳児 / 喫煙 / 栄養 |
Outline of Annual Research Achievements |
A-1. 体制およびフィールド作成: 2020年度から新型コロナウイルス感染症の流行のため頓挫した。研究用ホームページ(研究HPアドレス:http://allergyimmunology.sx3.jp/)は継続している。 A-2. 質問紙調査表(FFQを含む)および同意書の作成:2020年度までに研究計画通りに作成した。 2020年度から新型コロナウイルス感染症の流行でサンプリングがほぼ不可能となった。 C. 臍帯血中IgE、Treg 数の測定、miRNA の網羅的検討については、最新の知見(Olin A. 2018, Cell)からその意義を再考中である。F. 母児の末梢血中IgE、Treg 数,miRNA の測定網羅的検討については、研究責任者の末梢血を用いたmiRNA抽出の予備実験は、すでに愛媛大学で実行済みである。 D. 毛根・毛髪miRNA の網羅的検討およびE. 毛根・毛髪mRNA の検討について、予備実験を研究責任者の毛根・毛髪を用いて行い、成人の毛根・毛髪miRNA抽出実験系は2020年度までに確立した。乳児の毛髪についてもサンプリングを行い確認が必要である。 2020年度から新型コロナウイルス感染症の流行のため、日本でのサンプリングの継続が困難となったこと、ハーバード大学医学部大学院生(渡米が必須)であったことから、2021年度から渡米しハーバード大学医学部大学院の教員と共同研究について会合を行なった。本研究に必要な遺伝子解析及び統計の技能を優先的に実行した。新型コロナウイルス感染症の流行については米国でも甚大であり、大学院教員と科研費研究について討議中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年度から新型コロナウイルス感染症の流行のため、日本でのサンプリングの継続が困難となった影響は甚大である。また、ハーバード大学医学部大学院生(渡米が必須)であったことから、共同研究を念頭に、2021年度から渡米した。ハーバード大学医学部大学院の教員と共同研究について会合を行ないつつ、本研究に必要な遺伝子解析及び統計の技能を優先的に実行した。新型コロナウイルス感染症の流行については米国でも甚大であり、大学院教員と科研費研究について討議中である。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染症の流行のため、サンプリングとフォローアップが困難であることに加えて、物流の制限もあり日米間の検体搬送が不可能な期間も長期に渡った。In-personな研究については、ハーバード大学大学院においても困難を極める状況であり、在学期間とフォローアップ期間などの兼ね合いから、遺伝子解析や研究背景などの知識の習得が主軸とならざるを得ない実情がある。しかしながら、常に、大学院教員と科研費研究について討議中である。
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Causes of Carryover |
準備及び成人における実験系はすでに確立しているが、新型コロナウイルス感染症の流行のためサンプリングが極めて困難な状況となり、実験に当てる研究費の使用が不要な状況が継続しているため。
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