2020 Fiscal Year Research-status Report
新規超微量定量法を用いた超早産児血漿中脂肪酸組成の経時的変化と慢性肺疾患の関係
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18K07860
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
荻原 享 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (00211128)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安井 昌子 大阪医科大学, 医学部, 助教 (70550218)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 血中脂肪酸 / 早産低出生体重児 / 新生児慢性肺疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に引き続き、新たなprogramで、検体測定を進めてきた。ところが、2021年1月に、1999年製Shimadzu GC/MS QP5050ANCのターボポンプに不具合が生じ、精査の結果、部品破損によることが判明したが、修理部品保管期間を過ぎているため2021年2月18日にShimadzu社より修理不能という通達があり一時頓挫している。当大学は、GCもGCMSも、共に保有していないので、代替案として、Shimadzuの依頼測定システムを利用して、検体の前処理をこちらで行った後、Shimadzuで測定を継続してもらう予定である。軌道に乗せるには、まだしばらく日時を要する。 ただ、再度文献検索を行ったところ、構想通り、脂肪酸を実際の量で評価した論文は1つしかなく、正しく評価されていないことを再確認した。脂肪酸量を相対比(%molあるいはwt%)のみで評価した場合、ある脂肪酸が数倍に増加すると、他の脂肪酸はたとえ量が増えても、相対比は低下するので、実際の動態を把握するのは困難である。したがって、今回の研究は、世界も類を見ない貴重なデーターになるはずである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
上記理由により、測定予定検体のまだ半分以下の結果しか得られていない。
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Strategy for Future Research Activity |
上記代替案を出来るだけ速やかに軌道に乗せたい。
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Causes of Carryover |
上記理由により、突然ランニングコストが消失したので、予定支出額を消費できずに次年度使用額が生じた。今年度は依頼測定費として使用する予定である。
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