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2018 Fiscal Year Research-status Report

慢性膵炎における身体活動の実態と作用の解明

Research Project

Project/Area Number 18K07960
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

菊田 和宏  東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (80420024)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 正宗 淳  東北大学, 医学系研究科, 教授 (90312579)
濱田 晋  東北大学, 医学系研究科, 助教 (20451560)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywords慢性膵炎
Outline of Annual Research Achievements

慢性膵炎患者の身体活動量の実態解明の実施について東北大学医学系研究科倫理委員会への申請を準備するにあたり、研究プロトコールの修正、追加を行なった。まず研究に用いる活動量計の見直しを行った。当初オムロン社のHJA-750C活動量計を用いた計画を立案していたが、国際的に広く用いられているアクチグラフ社GT3X-BT活動量計を使用するプロトコールを計画した。併せて前向き観察研究プロトコールの見直しも行なった。さらに得られるデータが慢性膵炎に特異的なものであるのかを評価するために、他の膵胆道疾患についても同様の検討を行い、比較検討することを計画した。様々な膵胆道疾患患者の身体活動量を評価するためのプロトコールを立案し、本学医学系研究科倫理委員会へ申請した。インピーダンス法で体組成を評価するのみならず、サルコペニア評価の観点からも解析できるように、骨格筋機能の評価、CT画像データを用いた骨格筋量の評価も行うようにプロトコールの見直しを行なった。現在、膵胆道疾患患者の身体活動量の実態解明の実施について東北大学医学系研究科倫理委員会に申請中であり、平成31年5月からの症例登録開始を予定している。
並行して、慢性膵炎患者における糖尿病の実態について後ろ向き検討を行い、第49回日本膵臓学会大会にて発表した。保存的に経過観察されている膵石症の約半数は糖尿病を合併していなかった。喫煙が慢性膵炎/膵石症における糖尿病合併と関連していることを報告した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

慢性膵炎患者の身体活動量の実態解明の実施について東北大学医学系研究科倫理委員会への申請を準備するにあたり、研究に用いる活動量計の見直しを行った。併せて前向き観察研究プロトコールの見直しも行なった。さらに得られるデータが慢性膵炎に特異的なものであるのかを評価するために、他の膵胆道疾患についても同様の検討を行う予定とした。インピーダンス法で体組成を評価するのみならず、骨格筋機能の評価、CT画像データを用いた骨格筋量の評価も行うべく前向き観察プロトコールの見直しを行なった。現在、膵胆道疾患患者の身体活動量の実態解明の実施について東北大学医学系研究科倫理委員会に申請中であり、平成31年5月からの症例登録開始に向けて準備を進めているところである。
並行して、慢性膵炎患者における糖尿病の実態について後ろ向き検討を行い、第49回日本膵臓学会大会にて発表した。

Strategy for Future Research Activity

慢性膵炎患者の身体活動量の実態解明の実施について東北大学医学系研究科倫理委員会に申請中である。倫理委員会の承認が得られ次第、症例の登録を開始する。症例登録の開始が遅れているため年間50から100例の登録を目標とする。研究用活動量計として国際的に広く使用されているアクチグラフ社GT3X-BTモニターを使用予定である。活動量計装着期間中の生活状況を調査する。SF-12質問票を用いてQOLを評価する。栄養管理室に依頼し、栄養摂取状況、栄養状態を評価する。握力計、体組成計、腹部CTを撮像した患者については画像データを用いて、骨格筋量、骨格筋機能の評価も併せて行う。2020年度までに100例程度の症例を集積し、データ解析を行う。他疾患でも同様の評価を行い、背景疾患の違いによる差異についても検討を行う予定である。結果は2020年度末までにまとめ、学会報告、論文作成を行う予定である。
並行して慢性膵炎動物モデルを用いて、身体活動が慢性膵炎の炎症と線維化、栄養状態、膵内分泌機能、骨格筋に与える影響を検討する予定である。

Causes of Carryover

研究プロトコールを修正、変更に伴い、活動量計の購入は次年度に行うことになったため。

  • Research Products

    (1 results)

All 2018

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 保存的に経過観察を行なっている膵石症における糖尿病の現況2018

    • Author(s)
      菊田和宏、菅野敦、粂潔、濱田晋、三浦晋、 滝川哲也、本郷星仁、鍋島立秀、正宗淳
    • Organizer
      第49回日本膵臓学会大会

URL: 

Published: 2019-12-27  

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