2019 Fiscal Year Research-status Report
トランスジェニックマウス法による完全ヒト型生物学的製剤の薬理動態解析法の確立
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18K08002
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
安藤 朗 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90252395)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 炎症性腸疾患 / IgG / 治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
現在トランスジェニック法により作成された抗ヒトIl-12 p40抗体の血中濃度と抗薬物抗体濃度の測定系を確立し、炎症性腸疾患患者の個別治療アルゴリズムを構築する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在トランスジェニック法により作成された抗ヒトIl-12 p40抗体の血中濃度と抗薬物抗体濃度の測定系を確立し、臨床検体を用いてその有用性の検討を開始している。現在までに明らかになってきたことは、トラフ値として抗p40抗体の有効濃度は1.0μg/mlが必要で、この薬剤に対する抗薬物抗体の出現率はこれまでの抗サイトカイン抗体と比較して非常に低いことが明らかになりつつある。これらの結果について現在さらに献体数を増やして検討中である。最終年度には論文として投稿できそうな段階にまできている。
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Strategy for Future Research Activity |
さらに症例数を増やし臨床的な有用性を明らかにする。そのうえで炎症性腸疾患患者の個別治療のアルゴリズムを確立する。今年度中の論文かを目指す。
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Research Products
(3 results)