2019 Fiscal Year Research-status Report
デノスマブによる心血管イベント抑制効果評価のための多施設共同研究
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18K08030
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
小澤 拓也 新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (70467075)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳川 貴央 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (10625586)
高山 亜美 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (80812916)
池上 龍太郎 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (20815360) [Withdrawn]
須田 将吉 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (70714509)
久保田 直樹 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (20840226)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 冠動脈石灰化 / RANKL / 骨粗鬆症 |
Outline of Annual Research Achievements |
デノスマブは破骨細胞を活性化させるRANKLに対する抗体で骨粗鬆症の治療薬であるが,RANKLは血管にも発現しており,血管石灰化に関与していることがin vitroで示されている.実際我々は平成26年~28年の科学研究費助成事業にて施行したPilot studyにおいて,デノスマブ投与により冠動脈石灰化スコアの進行を抑制することを明らかにした.Pilot studyの更なる検証として、我々は新たに「冠動脈疾患合併骨粗鬆症症例に対するデノスマブ群とアレンドロン酸群の冠動脈石灰化に与える影響を評価するための非盲検化群間比較試験」を立案した.本試験は2019年3月7日に新潟大学中央臨床研究審査委員会にて承認を得た.jRCTに2019年5月17日登録し(計画番号jRCT1031190025)、症例の登録作業を進めている.今までに1例症例を登録した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
冠動脈疾患の有病率が高いと思われる男性が,骨粗鬆症合併率が低く対象の適格性を満たすものを集めることが困難となっているため.
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き症例の登録を進める.整形外科と協力し,骨粗鬆症と診断がついている人に冠動脈CTを撮影することで,症例の積み上げをはかる方針である.
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Causes of Carryover |
症例登録に遅れが生じているため使用額が少なかったです。
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