2021 Fiscal Year Research-status Report
日本人におけるスタチン不耐のメカニズム解明と個別化動脈硬化治療の探索
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18K08051
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
梶波 康二 金沢医科大学, 医学部, 教授 (40262563)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | スタチン / 筋障害 / 遺伝子多型 / 副作用報告 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)スタチン不耐の遺伝素因解析 ・筋障害発症例および一定期間服薬するも障害を発症しない対照例の登録を継続し、解析用のDNAサンプルを調整した。その結果、対照例42例が追加となり、総計は発症例91例、対照例150例となった。イルミナ社製プラットフォームを用い、チップOmni2.5およびOmni2.5Exomeを用いた一時測定を順次進めている。 ・前年度発見されたE-6程度のP値を示す第6染色体上の遺伝子多型マーカーについて、解析を進めている。
2)日本の実臨床におけるスタチン不耐の頻度ならびに臨床的背景の探索 ・PMDAへの副作用報告集積データベースであるJADERについての分析結果について、論文化を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
前年度見出した遺伝子多型マーカー候補に関する追加検討のため、対照例登録増が必要となりその達成に時間を要したことが進捗スピード遅延の主因となった。
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Strategy for Future Research Activity |
新規登録を達成した対照例を含め、比較解析を進め、連鎖多型候補の妥当性検証に進む。
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Causes of Carryover |
研究の進捗が遅れたため研究期間延長を申請し、それが承認された。本年度前半に解析用チップ追加購入を予定しており、それに充当する。
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