2018 Fiscal Year Research-status Report
糖尿病合併が腹部大動脈瘤破裂とvasa vasorum機能不全に与える影響の検討
Project/Area Number |
18K08060
|
Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
宮本 卓也 山形大学, 医学部, 非常勤講師 (20447204)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邉 哲 山形大学, 医学部, 准教授 (40359568)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 大動脈瘤 / Midkine / 糖尿病 / vasa vasorum / 血管新生パラドックス |
Outline of Annual Research Achievements |
予備実験で、アポE欠損マウスにアンジオテンシン(Ang) II投与を行い大動脈瘤を形成させると、大動脈瘤Sac部位にHIF-1αとmidkineが発現することを確認した。Ang IIによる大動脈瘤形成は、多数の報告があり、確立したモデルであるが、腹部大動脈瘤の形成が必ずしも一定しない。これより塩化カルシウム塗布大動脈瘤モデルなど、他の大動脈瘤モデルも検討している。 アポE欠損マウスとmidkine欠損マウスを交配させ、両欠損マウスは、既に作製している。安定した腹部大動脈瘤モデルが作成したのちに、大動脈瘤形成および破裂への糖尿病の影響を検討する。In vitro実験では、ラット血管平滑筋細胞を用い、高血糖下の平滑筋増殖にmidkineが与える影響を検討する予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
Ang IIによる大動脈瘤形成は、多数の報告があり、確立したモデルであるが、腹部大動脈瘤の形成が必ずしも一定しない。これより塩化カルシウム塗布大動脈瘤モデルなど、他の大動脈瘤モデルも検討している。
|
Strategy for Future Research Activity |
アポE欠損マウスとmidkine欠損マウスを交配させ、両欠損マウスは、既に作製している。安定した腹部大動脈瘤モデルが作成したのちに、大動脈瘤形成および破裂への糖尿病の影響を検討する。またIn vitro実験では、ラット血管平滑筋細胞を用い、高血糖下の平滑筋増殖にmidkineが与える影響を検討する予定である。
|
Causes of Carryover |
(理由) 予定されていた予算はほぼ使用したが597円わずかに残金が生じた。 (使用計画) 来年度に消耗品購入に使用する予定である
|