2020 Fiscal Year Annual Research Report
Study of sugar chains binding to BNP precursors; 1. Structure analysis, 2. Molecular mechanism, 3. relationship with heart failure condition
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18K08103
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
錦見 俊雄 京都大学, 医学研究科, 非常勤講師 (80291946)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 靖章 京都大学, 医学研究科, 助教 (70452357)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | BNP / proBNP / 心不全 / 分子型 / 糖鎖修飾 |
Outline of Annual Research Achievements |
超高齢社会とともに心不全患者が急増し、心不全パンデミックに陥ることが懸念され、確実な診断法と新規治療法の開発は重要課題の1つである。申請者はB型ナトリウム利尿ペプチド(BNP)の研究に取り組み、心不全の診断、治療への応用について取り組んできた。最近ネプリライシン阻害薬とアンギオテンシンII受容体拮抗薬両方の作用を持つARNIが心不全治療で使用できるようになった。ARNIは左室リバースリモデリングを標準治療薬であるACE阻害薬より高率に起こすことが報告されたが、この機序の1つに活性型BNP、ANPの増加が考えられている。 mature BNP/total BNP比の高い患者ではARNIにより活性型BNP、ANPがさらに増加し、左室リバースリモデリングを高い確率で起こす可能性があり予備的データで入院時mature BNP/total BNPが高い症例では遠隔期の左室リバースリモデリングを起こる率が高いことを観察した。 CHO細胞にヒトproBNP遺伝子を導入し培養液をHPLC精製後、トリプシン処理し、プロセシングに関係する71Thに結合した糖鎖の構造解析をLC/MS質量分析装置を用いて行った。71Thにはまず1-3個のGalNAcが結合し、その後1-2個の Galactoseが結合、その後0-2個のNeuNAcが結合する多様な構造を示すことを確認した。ヒトproBNPについても引き続き解析を行い、改善を加えているがまだ糖鎖構造を決定するには至っていない。理由の1つは糖鎖構造の多様性が予想していたより複雑であること、並びに精製が難しく解析に必要な量を得るのが困難なことにある。そのためmacro-proBNP血症のproBNP高値の症例の血漿を使用するなど工夫を行い、もう少しで糖鎖構造決定のところまで来ている。
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Research Products
(6 results)
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[Presentation] NRSF-GNAO1-CaMK2 axis exacerbates cardiac remodeling and progresses heart failure by impairing Ca2+homeostasis2020
Author(s)
Inazumi H, Kuwahara K, Kuwabara Y, Nakagawa Y, Kinoshita H, Moriuchi K, Yanagisawa H, Nishikimi T, Oya M, Yarnada M, Kashihara T, Kurebayashi N, Sugihara M, Nakao K, Kimura T.
Organizer
ESC Congress 2020
Int'l Joint Research
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