2019 Fiscal Year Research-status Report
3D画像/バイオマーカーを用いたMitraClipによる左室逆リモデリングの検討
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18K08106
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
溝手 勇 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (10584609)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | MRI / 僧帽弁 / MitraClip / flow signal |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度にブタを用いたClip植え込み実験を施行したが、僧帽弁位置へのClipの植え込みに難渋し、植え込むことができなかった。その要因として、正常ブタの左心房が狭小であることが挙げられた。本年度は、同様の実験を計画したが、僧帽弁位置への植え込みが困難であることを想定し、三尖弁位への植え込みも同時に行える体制で、実験を計画した。3月末に実験を予定していたが、研究分担者にコロナウイルス感染の疑いがあり、感染蔓延のリスクを避けるために、実験を急遽中止とした。 現在、実臨床において、Clip植え込み前、植え込み後1年にMRIを撮像をしており、今後そのデータを蓄積しflow signalにClipが与える影響を検討するとともに、再度動物実験においても、その影響範囲を確認する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
ブタの心臓が人と比較して明らかに小さいこと。また、昨今のウイルス感染症の問題もあり実験は予定より遅れている。一方で、現在実臨床において、左室機能をフォローする目的でMitraClip後1年でMRIを撮影しており、その情報も今後実験結果とともに検討する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
再度、実験を行い、僧帽弁もしくは三尖弁にClipを植え込み、心房内flow signalが金属によりどれくらいの範囲で影響を受けるかを検討する。影響を受けない範囲を特定することで、現在実臨床で撮影したMRIデータを検討し、逆流量が正確に測定されているかを再検討する予定である。
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Causes of Carryover |
動物実験を本年度は遂行することができなかったため、次年度に行う。
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