2019 Fiscal Year Research-status Report
Self-propelled catheter aiming at reaching the periphery of the lung
Project/Area Number |
18K08190
|
Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
高井 雄二郎 東邦大学, 医学部, 准教授 (90349887)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚越 秀行 東京工業大学, 工学院, 准教授 (50313333)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 気管支内視鏡 / 自走カテーテル / 末梢肺癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
この研究は、気管支鏡検査による末梢肺癌に対する組織採取において、バーチャルCTを用いてあらかじめ病変への気管支ルートを選定し、それに従って末梢まで研究者が開発したカテーテルが自走し、末梢病変に到達後にガイドシースを留置することで生検ルートを確保し、末梢超音波鉗子や生検鉗子など既存の方法を用いることで、最終的には気管支鏡検査による組織採取の問題点を補完し、手技の簡便化、短時間化、標準化、精度の向上に寄与する事を目指している。現在、実際の気管支鏡に用いるために自走式カテーテルの改良を、共同研究者とともに行っている。 具体的にはカテーテルの細径化および、カメラ装着を行い、検証している。詳細な気管支モデルを用いた、動作検証を行っている段階である。 またその目的の達成のためには、関連する素材や検査企業の協力が必要であり、一部の素材企業と、素材についての協力を相談している。今年度はAMEDが主催する成果報告会にも紹介される、首都圏ARコンソーシアム(MRAC)にも登録した。今後も企業との連携をさらに進めていく予定である。 学術的な面でも特許に差しさわりのない範囲内で医学的(第42回日本呼吸器内視鏡学会学術集会)な発表を行った。また分担研究者が主導となって工学的(ロボティクス・メカトロニクス講演会2019)な発表も行い、医工両面での学術的な検証を行っている。今後は、さらなる問題点の洗い出しや検証を行い、一歩ずつ推進していく予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
気管支鏡の鉗子改良は徐々にではあるが推進している。また大学の産学との連携もできており、特許や事業化への取り組みもバックアップを受けている。関連学会での発表も行い、論文化も一部行っている。共同研究者との連携もできており、物品の準備も完全ではないが推進できている。
|
Strategy for Future Research Activity |
関連学会での発表等で得た問題点の整理、洗い出しを行い、気管支モデルを用いた実験を継続し、改良および検証を行っていく。企業との連携を図り、事業化へのステップを模索していく。
|
Causes of Carryover |
実験に使用する気管支内視鏡が医用品のため入手困難であり、それらの購入及び、鉗子の物品費、消耗品、関連学会への参加費用などに用いる予定である。
|
Research Products
(3 results)