2020 Fiscal Year Annual Research Report
Vascular health and vitamin D under uremic condition
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18K08253
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
溝渕 正英 昭和大学, 医学部, 准教授 (90465203)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
緒方 浩顕 昭和大学, 医学部, 教授 (30296959)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 血管石灰化 / カルシトリオール / VDR |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度は、ビタミンDの動脈硬化への影響を確認することを目的に、血管平滑筋細胞特異的VDR遺伝子欠損コンディショナルノックアウトマウス(VSMC VDR-CKOマウス)にカルシトリオールを投与し大動脈の石灰化変化を検討した。まず、SMMHC-CreERT2マウス(Nature Med 14: 64-68)とfloxed+/+VDRマウスを交配させて生まれた雄性マウスにタモキシフェン1mgを連日5日間腹腔内投与してVSMC VDR-CKOマウスを作製した。同マウスにカルシトリオール10ngもしくは100ngを週3回4週間腹腔内投与した後に、マウスの大動脈を採取し、Ca含有量を測定した。タモキシフェン非投与マウスに同量のカルシトリオールを投与したコントロール群と比較した。VSMC-VDR-CKOマウスにカルシトリオールを投与すると、大動脈のCa含量は有意に増加したが、投与量による差はみられなかった。コントロールマウスでも同様の結果であり、大動脈Ca含量に両群間での差はみられなかった。カルシトリオール投与による血中CaやP濃度の変化は見られず、各群同様であった。 以上より、腎機能正常時では、カルシトリオールの投与による血管石灰化促進にVSMCのVDRは関与していない可能性が示唆された。
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