2020 Fiscal Year Research-status Report
Analysis of drug-HLA binding structures in severe drug eruptions and development of drugs for severe drug eruptions
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18K08277
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
渡辺 秀晃 昭和大学, 医学部, 教授 (80327931)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 重症薬疹 / Stevens-Johnson症候群 / 中毒性表皮壊死症 / HLA / 結合様式 / Annexin A1 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでは薬疹を起こす薬剤と、その薬剤で薬疹を起こしやすいと報告されているHLAの結合様式についてコンピュータ解析を中心に検討してきた。本年度はStevens-Johnson症候群や中毒性表皮壊死症において、表皮細胞の壊死の原因蛋白と言われているAnnexin A1と結合しやすいタンパクについてコンピューター解析を行なった。 興味深い事に漢方薬Aの組成成分BがAnnexin A1と立体構造上強く結合結合していることを確認した。 そこで現在、Stevens-Johnson症候群/中毒性表皮壊死症cell line、SJSモデルマウスに上記漢方薬組成成分Bを投与し、壊死を抑えることができるかを確認中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の目標である重症薬疹を阻害する薬剤の開発に一歩近づいた研究が行えているため。
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Strategy for Future Research Activity |
同定した薬剤をin vitro, in vivoの系を用いて検討する。
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Causes of Carryover |
全国的なコロナ感染症により研究が一部遅れたため、今年度残した研究費を、これまでに同定した重症薬疹を抑制する可能性のある薬剤を用い、SJS/TENモデルマウス(in vivo)SJS/TEN cell line (in vitro)を用いて、実際に重症薬疹を抑制しうるかどうかを確認する。
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