2020 Fiscal Year Annual Research Report
The study of anti-obesity effect by recovery of endogenous oxytocin secretion and its clinical implication
Project/Area Number |
18K08483
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
前島 裕子 福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (40438669)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下村 健寿 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (90636226)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | オキシトシン / GLP-1 / 肥満 / 食欲 / マウス |
Outline of Annual Research Achievements |
申請者はこれまでに神経ペプチドであるオキシトシン(Oxt)の末梢投与および点鼻投与が肥満動物において摂食抑制、脂肪減少、耐糖能改善、脂肪肝改善などの抗肥満・抗メタボリックシンドローム効果があることを報告し、さらにこの効果は肥満度が高いほど有効であることを報告してきた。近年肥満度が高くなると血中Oxt濃度が低下することが報告されており、この血中Oxtの低下はさらなる肥満を促進することが予想される。そこで本研究はすでに欧米では抗肥満薬として承認されているGLP-1が効率よくな内因性のOxt分泌を促進するという仮説に基づき、GLP-1とOxtの共投与が効率の良い体重減少に結び付くか?またそのメカニズムを解明することを目的とした。 これまでに本研究ではGLP-1とOxtの末梢投与がそれぞれ単独投与よりも食欲抑制作用を増強し、肥満動物においては体重減少も増強することを明らかにした。また室傍核(PVN)ニューロンレベルでも、GLP-1とOxtの共投与はニューロン活性化を増強することを明らかにした。またPVNにおいてOxt受容体とGLP-1受容体の分布を調べたところ、Oxtニューロンの約60%にGLP-1受容体が発現しており、GLP-1受容体発現細胞の40%にOxt受容体が発現していることが明らかになった 。しかし肥満マウスへのOxt投与した後の血中Oxt濃度はOxtおよびGLP-1共投与した時の血中Oxt濃度と変わらなかったことから、これらPVNOxt活性化は血中Oxt濃度を反映しないことが明らかになっており、これら共投与で得られる食欲抑制、体重減少作用は中枢内Oxt作用を介している可能性が考えられた。
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[Journal Article] Gs/Gq signaling switch in β cells defines incretin effectiveness in diabetes2020
Author(s)
Oduori Okechi S.、Murao Naoya、Shimomura Kenju、Takahashi Harumi、Zhang Quan、Dou Haiqiang、Sakai Shihomi、Minami Kohtaro、Chanclon Belen、Guida Claudia、Kothegala Lakshmi、Tol? Johan、Maejima Yuko、Yokoi Norihide、Minami Yasuhiro、Miki Takashi、Rorsman Patrik、Seino Susumu
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Journal Title
Journal of Clinical Investigation
Volume: 130
Pages: 6639~6655
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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