2019 Fiscal Year Research-status Report
In Utero deploying system for fetal myelomeningocele repari
Project/Area Number |
18K08536
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
渡邊 美穂 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (40791728)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小西 聡 立命館大学, 理工学部, 教授 (50288627)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 胎児治療 / 再生医療 / 脊髄髄膜瘤 / 細胞治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、現在臨床応用されている脊髄髄膜瘤に対する胎児子宮開放手術の限界を解決し、神経予後の改善と母体・胎児への侵襲度軽減を目的とした次世代新規脊髄髄膜瘤胎児治療に使用するデバイスの新規開発を目的としている。 具体的には、内視鏡のトロッカー越しにデバイスを子宮内に挿入し、デバイスを脊髄髄膜瘤部上に固定し、デバイス内に細胞を注入することで脊髄髄膜瘤部の組織再生を誘導し新生組織で病変を被覆することを計画している。 昨年から引き続きデバイスの開発に取り組み、今年はプロトタイプを作成し、①胎児皮膚への接着性、②デバイス内への細胞注入、③デバイスとの細胞親和性を、非生体材料を用いたIn vitro実験と胎児ラットを用いたIn vitro実験を施行し、デバイスの最適化を行った。 次年度は、デバイスの最適化を継続しながら、動物実験にてデバイス評価を行う予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
・動物実験によるデバイス評価を2年目途中から施行する予定であったが、デバイスの最適化に時間がかかり半年程度遅延している状況であり、3年目から動物実験を開始する予定である。 ・最終的には細胞注入用チューブが脱管できるデバイスを目指しているが、現時点では脱管の出来ないタイプで実験を行っており、脱管できるタイプのプロトタイプはまだできていない。
|
Strategy for Future Research Activity |
・まずは、現在最適化を行っている脱管できないタイプのデバイスを使用し胎児ラビットの動物実験を行いデバイス評価を行う。 ・デバイスをうまく固定することができ治療システムが構築できれば、胎児羊の動物実験を行い、細胞治療の評価を行う。 ・上記を行いながら、脱管できるタイプのデバイス開発を行う。
|
Causes of Carryover |
動物実験が遅延しているため、次年度の実験を優先し使用を保留した。 当初の予定に追いつくために使用する予定である。
|