2020 Fiscal Year Annual Research Report
The system construction of returning the non destructive structure of human cardiac conduction system visulalized by phase-contrast X-ray CT imaging
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18K08771
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
篠原 玄 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (10366239)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木南 寛造 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (80714112)
大嶋 義博 神戸大学, 医学研究科, 客員教授 (10332660)
松久 弘典 神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (20456370)
高橋 昌 新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任教授 (30303150)
森田 紀代造 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (70174422)
金子 幸裕 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 臓器・運動器病態外科部, 医長 (90262005)
池上 雅博 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (10151276)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 心臓刺激伝導系 / 位相差X線CT / 三尖弁閉鎖症 / デジタルコンテンツ |
Outline of Annual Research Achievements |
位相差X線CT計測:COVID19の感染拡大に伴う移動等行動自粛・制限の影響もあり、SPring8における2020年の位相差X線CT計測は研究日程を設けることができなった。大型放射光施設への移動を伴うため2021年度以降感染状況、ワクチン接種状況を鑑みながら計測再開を検討中である。 位相差CTによる刺激伝導系走行解析:2019年A期に位相差CT計測を行った三尖弁閉鎖症における刺激伝導系走行路の解析を行い、刺激伝導系の走行と背側半月弁との位置関係は特に正常大血管症例では正常心と異なり、冠状動脈起始に準じて判断した場合、NCC-LCC間が最も近接していることとなり同部位への深い手術操作は房室ブロックのリスクを伴うという重要な臨床的示唆を含む新知見を得た。 これについて第73回日本胸部外科学会(名古屋・Webハイブリッド開催2020年10月)で共同演者発表し、優秀演題を受賞した。また、今回得られた知見から今後特に両房室弁左室挿入を中心とした単心室疾患を解析対象としていくこととした。 3Dコンテンツ制作:コロナ禍で学会をはじめ多くの集会活動、行事がオンラインへ中止・オンラインへ移行となるなかでデジタルコンテンツの有用性はこれまで以上に高まっていると考えられるが、残念ながら配布・配信の機会創出に至らず、結果として本研究の大きな目的である刺激伝導系立体再構築データの社会還元、その初期評価は今後継続すべき研究課題となった。 信の機会を設定するには至らなかった。
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