2021 Fiscal Year Research-status Report
急性呼吸不全において肺傷害の最小にする新しい人工呼吸法の開発
Project/Area Number |
18K08815
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
内山 昭則 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (00324856)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 人工呼吸法 / 肺傷害 / 筋弛緩薬 / 腹臥位療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
大阪は国内でももっとも、新型コロナ患者数が多い地域となり、大阪大学医学部附属病院、集中治療部は新型コロナ重症肺炎の治療に従事することとなった。これまで2年間では200人を越える人工呼吸器やECMOを装着した重症コロナ肺炎患者の治療を行った。パンデミック治療にあたり、残念ながらその他の基礎研究を行う時間がとれなかった。しかし、これまでの研究成果を元に肺炎患者の人工呼吸管理を行い、人工呼吸による肺傷害を軽減する人工換気法を腹臥位療法や筋弛緩薬の使用によって諸外国のデータと比較して、良い成績をあげることができている。肺傷害を軽減する人工呼吸法に基づく新型コロナ肺炎治療を後方視的に検討する試みを始めており、次年度に発表する計画である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
大阪は国内でももっとも、新型コロナ患者数が多い地域となり、大阪大学医学部附属病院、集中治療部は新型コロナ重症肺炎の治療に従事することとなった。これまで2年間では200人を越える人工呼吸器やECMOを装着した重症コロナ肺炎患者の治療を行った。そのため、パンデミック治療にあたり、基礎研究にあたる時間がとれなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
臨床データの後方視的解析を進めるとともに、前年度までおこなってきた新しい人工呼吸法の開発を進める計画である。
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Causes of Carryover |
新型コロナパンデミックによる重症患者治療のため、基礎研究面に遅延が生じたため
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Research Products
(2 results)