2018 Fiscal Year Research-status Report
一酸化炭素中毒の病態解明と水素ガス吸入による新規治療法の確立
Project/Area Number |
18K08889
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
藤田 基 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (50380001)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鶴田 良介 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30263768)
小田 泰崇 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (40397998)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 急性一酸化炭素中毒 / 高気圧酸素治療 / 水素ガス |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度は、ラット急性一酸化炭素(CO)中毒モデルの確立を行うために、一酸化炭素を取り扱う研究環境を整えた。研究期間開始後に、当研究室のドラフトチャンバーでは一酸化炭素が取り扱えないことが判明したため、一酸化炭素取り扱いの可能なドラフトチャンバーを設置した。また、研究室内にCOガスが漏出しないように、ガスの配線を工夫し、またCO検知器を設置することにより、安全に研究が行える環境を整備した。それに伴い、ラット急性一酸化炭素中毒モデルの施行が可能となった。 動物実験に関しては、研究環境整備に時間がかかったため十分に施行できなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究期間開始後に、当研究室のドラフトチャンバーでは一酸化炭素が取り扱えないことが判明したため、一酸化炭素取り扱いの可能なドラフトチャンバーを設置した。しかし、ドラフトチャンバーの設置に時間がかかり、動物実験は十分には施行できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
一酸化炭素を取り扱う環境が整備できたので、平成31年度からは動物実験を開始し、急性一酸化炭素中毒の病態の解明を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
ドラフトチャンバーの設置が急遽必要となったため、研究費を前倒し請求したが、ドラフトチャンバーは別の資金で購入が可能であったため、64万円ほど未使用額が残る形となった。平成31年度は未使用額と合わせて、実験動物購入費並びに実験用ガス購入費、免疫染色用物品の購入費に充てたいと考えている。
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