2019 Fiscal Year Research-status Report
The Effect of US Styled Treatment Bundles in the ICU Implemented through Multidisciplinary Rounds
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18K08911
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
重光 秀信 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (50265782)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
若林 健二 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (20723795)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 集中治療医学 / 多職種連携 / 質改善 / 医療安全 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究計画は「世界標準の治療の提供」と「日本発のデータを世界に向けて発信」する事を目標として、多職種回診を基盤とした、ケアバンドルなどの医療システム導入による効果測定を目標としている。今年度は多職種回診の更なる充実化を目指した取り組みを行った。具体的には本学の特長を生かした歯科医師の回診参加と家族の回診参加を進めた。4月から歯科医師が週2回定期的にICU全患者を回診するようなシステムを整え、回診において口腔衛生の状態を指摘してもらい、加えて口腔ケアの講習会を定期的に行った。結果として、ICU患者の約2割が専門的な歯科介入の対象となりうること、OHATを用いた口腔アセスメントによると歯科医師の指導が入った後に口腔内の保湿状況が改善することが分かった。家族の診療現場における参加の効果はABCDEFバンドルの”Family”の部分で謳われているように、世界的に重要視されている。本学において2019年度後半から徐々に家族の回診参加を進めてきたが、インフルエンザの流行時期とその後の新型コロナウイルスパンデミックにより、現在は一時的に中止されている状況である。 今年度終盤には新型コロナウイルスの流行があり、未曾有の状況に立ち向かうため、多職種連携は必須であった。加えて、様々な非集中治療医による応援体制構築が必要であったため、各種教育資料などの作成を行った。結果的に当院においては国内最大の重症患者受入が行われ、ECMO管理なども含めて安全に行われた。今後は今回のコロナウイルス対応の成果をまとめて国内外に発信する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
様々な教材の作成が行われており、その成果も大きく見られた年度であった。今後は今回の成果を発信することが大変重要である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、新型コロナウイルス対応が一段落しつつあり、成果をまとめていく段階に入ってきている。当科のスタッフに役割分担を行い、国内外への発信を行って当院での経験を共有していく予定である。
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Causes of Carryover |
物品に関しては以前に運営費で購入した機器を今年度は使用した。その他のデータ入力者に関しても他の研究人の合算で雇用したために今年度には剰余金が発生した。
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Research Products
(15 results)
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[Journal Article] The Japanese Intensive care PAtient Database (JIPAD): A national intensive care unit registry in Japan2020
Author(s)
Irie Hiromasa, Okamoto Hiroshi, Uchino Shigehiko, Endo Hideki, Uchida Masatoshi, Kawasaki Tatsuya, Kumasawa Junji, Tagami Takashi, Shigemitsu Hidenobu, Hashiba Eiji, Aoki Yoshitaka, Kurosawa Hiroshi, Hatakeyama Junji, Ichihara Nao, Hashimoto Satoru, Nishimura Masaji
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Journal Title
Journal of Critical Care
Volume: 55
Pages: 86~94
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] 【ビッグデータとICUにおけるプレシジョン・メディシン】JIPAD(Japanese Intensive Care Patient Database)の構築2019
Author(s)
青木 善孝, 一原 直昭, 入江 洋正, 内田 雅俊, 内野 滋彦, 遠藤 英樹, 岡本 洋史, 川崎 達也, 黒澤 寛史, 熊澤 淳史, 重光 秀信, 田上 隆, 橋場 英二, 橋本 悟, 畠山 淳司, 徳増 裕宣, 日本集中治療医学会 ICU機能評価委員会JIPADワーキンググループ(2018年度)
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Journal Title
ICUとCCU
Volume: 43(4)
Pages: 185~190
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[Presentation] Daily temperature variability of patients is associated with changes in ICU mortality2019
Author(s)
T. Hinoshita, J. Young Seok, T. Hensman, D. Garner, S. Sturland, T. Sugawara, R. Hayes, N. Nonaka, R. Kameya, M. Izumi, M. Adomi, M. Feng, D. Pilcher, L. A. Celi, S. Hashimoto, H. Shigemitsu
Organizer
ESICM2019(European Society of Intensive Care Medicine)
Int'l Joint Research
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