2020 Fiscal Year Annual Research Report
Muse cell therapy for the cure of epileptogenesis
Project/Area Number |
18K08960
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
大沢 伸一郎 東北大学, 大学病院, 助教 (00813693)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 敦寛 東北大学, 大学病院, 特任教授 (10447162)
新妻 邦泰 東北大学, 医工学研究科, 教授 (10643330)
西嶌 泰生 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (90816307)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | Optogenetics / Cell therapy / epilepsy / seizure model / hippocampus / status epilepticus / regenerative medicine |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までに脳内急性けいれんモデルにおける脳損傷に対しMuse細胞治療の可能性を検証した。Optogeneticsを用いた脳内光けいれんモデルで急性けいれんを誘発、けいれんによる細胞脱落が生じることを組織学的に確認した。海馬内歯状回のNeuN陽性細胞による神経細胞カウントはけいれん群:コントロール 群=201.0±18.0 cells:243.0±15.0 cells (p=0.011)と有意差があり、他のsubdivisionではCA1でけいれん群:コントロール 群=136.5±8.5 cells:141.0±9.0 cells (p=0.344)、CA3で170.5±10.5 cells:175.0±7.0 cells (p=0.301)と有意差はなかった。さらに治療介入としてけいれん誘発2日後にMuse細胞投与を行った。3週間後の脳組織内に3例中2例でku80陽性細胞の生着を認め、Muse細胞が組織学的生着することが確認された。本細胞は組織内損傷位へ遊走する性質をもつと報告されており、今後行動実験、生化学的評価により、今後細胞治療の可能性が拡がることが期待される。またMuse細胞は組織内損傷部位へ遊走する性質を持っているため、今後損傷の時期に合わせ細胞生着部位を詳細に検討することで、新たな治療ターゲット及び至適な投与タイミングを検討したい。以上の内容を成果として以下の雑誌に掲載した。 Optogenetics in Epilepsy research. Osawa S, Tominaga T Optogenetics -Advances in Experimental Medicine and Biology- (In press) Optogeneticsとてんかん研究. 大沢伸一郎, 冨永悌二 Epilepsy. 30;76-9. 2020 Muse細胞によるてんかん原性治癒手法の確立. 大沢伸一郎 新妻邦泰 冨永悌二 Med Sci Digest. 25; 2020
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Research Products
(3 results)