2020 Fiscal Year Research-status Report
オキシヘモグロビンは神経活動を修飾する;脳スライスのシナプス活動と血管径の対比
Project/Area Number |
18K08976
|
Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
石黒 雅敬 札幌医科大学, 医学部, 助教 (30404586)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長峯 隆 札幌医科大学, 医学部, 教授 (10231490)
成松 英智 札幌医科大学, 医学部, 教授 (70295343)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 家族の死 / 実験施設の移設 |
Outline of Annual Research Achievements |
周辺環境として、本科学研究費により、現在までに実験に使用するWindows10のコンピュータの購入とパッチクランプのためのソフトウェアのバージョンアップ、細胞からの電流の増幅器、試薬の購入することができた。 実験内容としては、オキシヘモグロビンによる海馬CA1を用いて、電気生理学的実験を行ってきたが、2020年1月に起きた家族の不幸のため、当初計画していた興奮性シナプス後電位のオキシヘモグロビンによる変化の計測や、くも膜下出血モデルでの興奮性シナプス後電位や7TMRIでの動物モデルの評価、実験の成果としての学会発表、論文作成、論文投稿などを中止せざるを得なくなった。 また、大学施設の新築に伴う動物実験施設移転のため、動物実験を再開することができない状況である。これらが重なることによって実験の長期的中断を迫られてしまった。本年6月からの動物施設の開始によって、実験の再開を始められるが、周辺機器の動作の確認や試薬の使用期限なども確認し、購入しなければならない可能性がある。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
家族の死により状況が変化した。
|
Strategy for Future Research Activity |
これまではパッチクランプにより、オキシヘモグロビンでの抑制性シナプス後電位の変化に注目してデータを集積してきたが、今後は、オキシヘモグロビンでの興奮性シナプス後電位の変化についての計測を予定している。
|
Causes of Carryover |
実験実施者の家族の不幸により、精神的苦痛のため、実験に着手することができなかった。今後は、実験計画に従って、実験をしていく計画である。
|