2018 Fiscal Year Research-status Report
Analysis for the optimal condition of the autologous platelet rich plasma therapy
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18K09085
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
吉田 衛 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (10266702)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舟崎 裕記 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (70199412)
丸毛 啓史 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (70199925)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 腱付着部症 / 多血小板血漿 / 動物モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度は、腱付着部症の動物実験モデルの作成を確立した。すなわち、生後16~18週の雄のウイスターラットの両側のアキレス腱付着部において、腱と脂肪体との間に、コラゲナーゼ500IUを、イソフルレンを用いた全身麻酔後に、それぞれ50 micro L注射し、その後、自発運動測定装置(スーパーメックスセンサ、室町機械)を用いて、夜間12時間の自発運動量を二日おきに測定し、注射後、約1-2週間で、有意に自発運動量が低下することを見出し、腱付着部症の動物実験モデルの作成を確立した。運動量が低下した時期の踵骨を含むアキレス腱付着部の病理標本を作成し、HE染色標本において、腱付着部症特異的なmicro tearやlaminationなどの所見が腱付着部の腱実質部にみられることを確認した。さらに、TUNEL処理を行い、アポトーシス細胞数が有意に増加していたことを確認した。これらの所見は、臨床的にみられる腱付着部症の所見と一致することから、腱付着部症の動物実験モデルの作成を確立したと結論した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画、予定通りに研究は進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究内容は、当初の予定計画通りであり、血小板濃度の異なるPRPを作成し、腱付着部症の動物モデルに投与し、治療効果について評価・解析する予定である。
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Causes of Carryover |
当初の予定、計画通りに次年度に研究を実施するため。
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