2020 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis for the optimal condition of the autologous platelet rich plasma therapy
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18K09085
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
吉田 衛 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (10266702)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舟崎 裕記 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (70199412)
丸毛 啓史 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (70199925) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | Platelet-rich plasma / Enthesopathy / Optimal concentration / Tendon |
Outline of Annual Research Achievements |
アキレス腱症ラットに対し血小板濃度75万と100万/microLのPRPを注射した群の自発運動量は、他の群や対照群と比較し有意に大きかった(P<0.05)。75群の運動量は、6日目までは、100群の運動量と有意差はなかったが、8日目以降は100群の運動量より有意に大きく(P<0.05)、健常レベルまで回復した。50群と150群の運動量は、8日又は12日目まではC群の運動量より有意に大きかったが(P<0.05)健常レベルより低く、14日目以降は低下しC群との有意差はなかった。組織では、75群と100群のH&E染色組織スコア(腱症特異的組織所見を測定しスコア化した)は、50群と150群とC群のスコアと比較し、有意に小さく(P<0.05)、75群と100群では、組織修復の進行が、他の群と比較しみられた。75群と100群間、50群と150群とC群間に有意差はなかった。アポトーシス細胞数は、75群と100群は、50群と150群とC群と比較し、有意に少なかった(P<0.05)。75群と100群間や50群と150群とC群間には、有意差はなかった。また、CGRP と Substance Pのスコアでは、75群と100群は、50群と150群とC群と比較し有意に小さく(P<0.05)、75群と100群間や50群と150群とC群間には、有意差はなかった。 白血球濃度5000/microL群は、75群と近似した自発運動量の経過をみせたが、W1万群とW1.5万群は、注射後患部に軽度腫脹・炎症反応がみられ、自発運動量は、注射後2日目4日目では、W5群と比較し有意に小さかった。しかし、その後、腫脹・炎症反応の低下と伴に自発運動量は増加し、注射後6日目では、W10群はW5群と比較し有意差はなく、注射後8日目では、W15群も運動量が増加し、他の群と比較し有意差はなくなり、実験終了まで3群に有意差はなかった。
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