2020 Fiscal Year Annual Research Report
Development of the new system to appropriately assess health related quality of life in patients with bladder cancer survivor using patient reported outcome.
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18K09155
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| Research Institution | Hokkaido University |
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Principal Investigator |
大澤 崇宏 北海道大学, 大学病院, 講師 (60374443)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 陽一 統計数理研究所, データ科学研究系, 教授 (10334236)
安部 崇重 北海道大学, 医学研究院, 准教授 (10399842)
篠原 信雄 北海道大学, 医学研究院, 教授 (90250422)
小笠原 克彦 北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (90322859)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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| Keywords | qualityof life / Bladder cancer |
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| Outline of Annual Research Achievements |
Bladder Cancer Index （BCI）は米国において開発された膀胱がん特異的QOL尺度であり、質問票の妥当性と信頼性が検証され（Wei J. Urol 2010）、臨床的に広く用いられている。また、「排尿(Urinary function) 」、「排便(Bowel habits)」、「性(Sexual function)」の3つドメインと、それぞれ2つの機能と負担感の下位ドメインで構成される 。研究代表者らは、Bladder Cancer Index （BCI）の原版作成者であるミシガン大学泌尿器科のJohn T. Wei教授の許可を得て、順翻訳と逆翻訳を作成し、原版との相違の問題について協議し、解決した日本語版Bladder Cancer Index （BCI）を完成させた。のBladder Cancer Index （BCI）日本語版を用いて、北海道大学とその関連施設で膀胱がん手術を受けた約400名の患者を対象に横断的にHRQOL調査を行い、その信頼性と妥当性について検証を行い報告した（Osawa et al. Int J Clin Oncol 2020）。更に、尿禁制型の代用膀胱を受けた患者は、尿失禁型の回腸導管や尿管皮膚ろうを受けた患者と比べて、排尿機能や排便機能が有意に劣るとの結果が示された。一方で、その機能低下に伴う負担感には各群間差は見られないという知見を得ることができた（Osawa et al. Int J Clin Oncol. 2020）。また、日米の膀胱癌サバイバーのQOL横断比較研究の成果を報告した（Osawa et al. Bladder Cancer. 2020）。本報告は、膀胱癌術後患者のQOLの国際比較を行った他に類を見ない貴重な知見である。
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