2020 Fiscal Year Annual Research Report
The establishment of a novel treatment in neurogenic bladder by the transplantation of the stem cells derived from the skeletal muscle stroma
Project/Area Number |
18K09187
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
星 昭夫 筑波大学, 医学医療系, 講師 (90453711)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 友和 筑波大学, 医学医療系, 講師 (10633191)
小島 崇宏 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (40626892)
河合 弘二 筑波大学, 人間総合科学研究科, 講師 (90272195)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 骨格筋間質由来幹細胞 / 膀胱機能障害病態モデル / 膀胱放射線照射モデル / 幹細胞移植 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は「骨格筋間質由来幹細胞移植が、下部尿路閉塞、血流障害や代謝障害による膀胱機能障害に対して、神経、血管の再構築を介して膀胱機能障害が改善する」という仮説を検証しつつ、新規膀胱機能障害治療法の開発を目指すものである。令和二年度は前年度に引き続き、1)凍結骨格筋間質幹細胞分化能の検討、2)その膀胱機能障害病態モデル動物への投与実験を目指した。 1)本研究で使用する幹細胞は共同研究者である東海大学玉木教授の研究室にて採取、純化、生成したものを凍結し筑波大学へ輸送し、凍結幹細胞が非凍結幹細胞と同等の分裂能、分化能を有していることを確認する実験を計画していた。しかし、昨今のCOVID-19感染の拡大に伴い施設を跨いだ実験が困難となり、当研究室での十分な実験を施行することが叶わなかった。2)当初予定していた下部尿路閉塞モデル等の確立が大きく遅れたため、新たな安定したモデルとして膀胱放射線照射モデルの確立を試みている。それに先立ち放射線照射後の下部尿路症状の発生に関する臨床基礎データを解析したところ、放射線照射時刻による差があるとこを見いだした。現在、当院放射線治療科の研究室にも助言を仰ぎ、モデル作成を進めているが、照射時刻の統一を行う必要があることがわかった。 COVID-19の影響もあり当初の実験計画より大きく遅れ期間内に成果を得ることができなかったが、今後も本研究を継続し成果を報告したいと考えている。
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