2021 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of the suppression mechanism and application to preventive treatment by the novel related gene Nnt of urolithiasis
Project/Area Number |
18K09201
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
宇佐美 雅之 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (30534755)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安井 孝周 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
岡田 淳志 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (70444966)
安藤 亮介 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (30381867)
濱本 周造 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (80551267)
田口 和己 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (00595184)
海野 怜 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (40755683)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 尿路結石症 / Nnt / 疾患関連遺伝子 / 腎結晶形成モデルマウス |
Outline of Annual Research Achievements |
尿路結石は多因子疾患であり、遺伝因子に環境因子が作用して発症する。しかしその発症機序は不明であり、より詳細な解明が必要である。遺伝因子の研究には、近交系マウスが用いられることが多く、わずかな遺伝的差異が生じた亜系統が存在する。私たちは、亜系統マウスにおいて結石形成に差があることに着目し、Nnt遺伝子が結石形成を抑制していることを見出した。 【研究1】Nntによる結石抑制効果の検討:腎由来細胞株を用い、蛍光標識したシュウ酸カルシウム一水和物(COM)結晶暴露による接着率とROS活性による酸化ストレスを比較する。 【研究2】Nntトランスジェニックマウスによる結石抑制機序の解明:C57BL/6J(B6J)マウスはNntが欠失しているため、全長Nntを持ったB6Jトランスジェニックマウスを作製し、Nntの発現が結石形成量に与える影響を、マウスによる結石モデルを用いて比較検討する。 本研究は、上記2つの研究により、新たな尿路結石抑制遺伝子候補であるNntの機能を解析し、尿路結石の形成機序を明らかにし、予防法に応用することを目的とする。 2021年度の成果として、①蛍光標識したシュウ酸カルシウム一水和物(COM)結晶暴露モデルについて、ROS活性を評価した。②尿路結石抑制遺伝子候補であるNntについて、遺伝子全長のクローニングvectorの増幅回収を行った。③細胞株を用いた、Nnt遺伝子過剰発現系における検討について、タンパク質の発現確認の条件調整を行った。
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