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2020 Fiscal Year Research-status Report

フェレット瘢痕声帯線維芽細胞に対するプロスタグランジンE2の効果に関する研究

Research Project

Project/Area Number 18K09349
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

高村 晴香  熊本大学, 病院, 医員 (70623974)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 熊井 良彦  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (00555774)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords声帯瘢痕 / 筋線維芽細胞 / PGE2
Outline of Annual Research Achievements

これまでの実験でフェレットの筋線維芽細胞および正常線維芽細胞を分離培養し、研究を進めていたが、保存していた細胞を過失で破損してしまい失われてしまった。フェレット瘢痕声帯動物モデルを再度作成し、研究を再開することを検討したが、フェレットが高価なこと、またフェレットの遺伝情報が少ないことなどの理由から動物種をマウスに変更して研究をやり直すこととした。改めて、マウス声帯瘢痕モデルを作成し、筋線維芽細胞および正常線維芽細胞を分離培養した。現在は、培養した線維芽細胞、筋線維芽細胞についてαSMAの発現の差異を評価し、筋線維芽細胞が分離培養できたことを確認したところである。
今後、PGE2を各種濃度に分けて添加し培養研究を進め、以下の項目について免疫染色、PCR、Western blotting、ELISAなどで、線維化の評価を検討していく予定である。条件調整もある程度進めているが今一歩安定したのを確認して、実際のPGE2の適正濃度による添加実験の本実験を行う予定である。
・線維化促進作用を有するTGFβ1
・細胞外マトリックスとしてのコラーゲンおよびヒアルロン酸
・筋線維芽細胞(SF)の細胞マーカーであるαsmooth-muscle actin(αSMA)
・線維芽細胞から筋線維芽細胞への分化を促進するphosphorylated focal adhesion kinase (p-FAK)、cleaved poly-ADP ribose polymerase (PARP)

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

研究代表者の業務による遅延に加え、研究代表者の産育児休業のため研究を安定して行うことが難しい期間があった。さらに、研究を進めてきた培養細胞の破損による実験計画の変更があり、研究の進捗は遅れている。

Strategy for Future Research Activity

今後、研究時間の確保に留意して下記計画に沿って進めていく予定である。
分離培養した筋線維芽細胞および正常線維芽細胞にたいしてPGE2を各種濃度に分けて添加し培養する。培養した細胞について免疫染色、real time RT PCR、Western blotting、ELISAを行い線維化の評価を行っていく予定である。

Causes of Carryover

実験計画遂行の遅延により次年度使用額が生じた。次年度に当初の予定通りに予算を執行する予定である。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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