2020 Fiscal Year Annual Research Report
Aging changes of eye and general factors, living environment, and QOL
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18K09418
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| Research Institution | Nara Medical University |
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Principal Investigator |
緒方 奈保子 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (60204062)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 哲生 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (00364068)
吉川 匡宣 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (20632764)
宮田 季美恵 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (40596748)
西 智 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (70571214)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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| Keywords | 高齢者 / 加齢黄斑変性 / pachychoroid / 運動機能 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
1.視力と運動機能
高齢者のQOLにおいて視機能と運動機能は重要な要素である。我々は高齢者のコホート研究（藤原京スタディ）において約2800名（平均年齢76.3歳）の視力と歩行速度および片脚立ち時間との関係を調査した。その結果、最高矯正視力20/40以下の視力不良群では、歩行速度が有意に遅く片脚立ち時間が有意に短く、運動機能が低下しフレイルになりやすいことを明らかにした。
2. Pachychoroid Neovasculopathy (PNV)におけるvon Willebrand因子(VWF)および補体H因子（CFH）の関与
近年、pachychoroid neovasculopathy(PNV)の概念が定着しつつある。しかし、滲出型加齢黄斑変性(wAMD)との生物学的活性の違いは明らかでない。従来wAMDと診断されていた症例にPNVが多く含まれると考えられる。そこで、2014 から2019年の５年間、当科で wAMDと診断されていたnaive patientsの97症例をretrospectiveに調査し、血漿von Willebrand因子(VWF)と補体H因子（CFH）I62Vにおける一塩基多型 (SNP) 解析を行った。結果、97症例のうち34症例がPNV、63症例がwAMDであった。PNV群はwAMD群より有意に若くunusually large VWF multimers (UL-VWFMs)の存在率が高く、CFH I62VでAA の頻度が高かった。PNVはwAMDとCFHI62Vの塩基配列の違いがあり、CFHは止血因子であるVWFの機能を制御するため、生物学的活性の違いがあることが示唆された。
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