2018 Fiscal Year Research-status Report
Adipose tissue flap creation in an in vivo Tissue Engineering Chamber in rabbit
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18K09484
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
田中 嘉雄 香川大学, 医学部, 客員研究員 (50171806)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 再生医療 / 脂肪組織 / チャンバー / 多血小板血漿(PRP) / bFGF |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、in vivo TECで「より効率的にadipose flapを再生するための至適条件」を検証することである。 1)本研究ではまず、移植血管束(脂肪を可及的に除去)モデルと血管束に脂肪を付着したadipose tissue attached 血管束とに実験群を分け、それぞれの再生脂肪組織量を比較した。 動物実験は終了し、データ解析中であるが、adipose tissueを付着させた血管束を用いた方が脂肪再生量が多いという結果が得られそうである。 また、2)血管束として用いる血管のポテンシャルの違いによって、再生組織量が異なるかの比較実験を、Vascular sourceとして、浅下腹壁動静脈と副伏在動静脈(既存データ有)を用いた実験も終了し、データの解析中である。 実験結果は、血流量の多い血管(副伏在動脈)の方が、組織再生量が多いことが示されそうである。 以上、臨床応用に当たっての血管束の条件が実験データーから明らかにされる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
これまでの実験研究は、当初の予測通りであり問題なく行うことが出来た。
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Strategy for Future Research Activity |
周囲脂肪組織を除去したモデルにおける再生脂肪組織量と周囲脂肪組織を温存した再生脂肪組織量(既存データ有)とを比較する実験は、現在進行中です。 また、(血流量が少なく)再生脂肪組織量が少ない場合に、再度collagen sponge, PRPとbFGFを追加投入することで脂肪増生が可能かについては,上記実験が終了後に予定している。
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Causes of Carryover |
動物実験数が予定より少なく、支出が少なくなりました。今年度、その分の実験を行うので余剰額は使用することになります。
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