2018 Fiscal Year Research-status Report
歯周治療の反応性とIL-10を指標とした早産リスクのエピジェネティクスでの検証
Project/Area Number |
18K09607
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
小出 容子 昭和大学, 歯学部, 助教 (40407466)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 智 昭和大学, 医学部, 助教 (00384438)
大槻 克文 昭和大学, 医学部, 准教授 (90276527)
大場 智洋 昭和大学, 医学部, 助教 (60439370)
岡松 良昌 昭和大学, 歯学部, 講師 (50286845)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 歯周病 / 早産 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、早産低体重児出産および歯周病のリスク因子として抗炎症性サイトカインであるIL-10の低値に着目し、切迫早産のため入院中の妊婦を対象とした観察研究を行う。 切迫早産のため入院中の妊婦に対して、口腔衛生指導とスケーリングを中心とした歯周治療を3回実施する。歯周治療後の再評価の結果に基づき、①炎症改善群 ②非炎症改善群の2群に分け、IL-10関連遺伝子多型の発現に群間で相違がみられるか調査することで、エピジェネティックな変化でもたらされるIL-10の低値が早産低体重児出産および歯周病のリスク因子となりうるか評価する。また、IL-10関連遺伝子多型の発現を調査する際に、既に関連性が報告されているプロスタグランジンE受容体(PTGER3)遺伝子多型の発現についても調査し、比較検討する。 なお、平成30年度は歯周治療を実施する病院歯科の人員変更等があり、研究実施できなかったため平成31年度より調査を実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成30年度は歯周治療を実施する病院歯科の人員変更等があり、研究実施できなかったため平成31年度より調査を実施する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成31年度より調査を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
研究が計画通りに進まなかったため、予定の支出が少なかったため。 本学ヒト・ゲノム遺伝子解析倫理委員会承認後、当初の計画通りに該当する患者に対する治療およびサンプリング、解析を実施し、解析に必要な物品の購入や解析費用に使用する。
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