2019 Fiscal Year Research-status Report
総義歯装着者における食事と運動から健康寿命延伸を考える
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18K09691
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
郡司 敦子 日本大学, 松戸歯学部, 助教 (80170596)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木本 統 日本大学, 松戸歯学部, 准教授 (10267106)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 総義歯装着者 / 食事摂取状況 / 運動 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は日本大学松戸歯学部倫理審査委員会に承認を得るため研究説明書、同意書をそろえて提出し、承認が得られた。承認番号EC19-037号。その際、昨年倫理審査委員会より「診査項目が多くなりすぎ高齢者である患者への負担が大きすぎる」との指摘を受けたので、再度プロトコールを精査し、被験者に負担の少ない方法でのプロトコールの作成を行った。同時に被験者への研究説明をするための説明書ができるだけ簡単で分かりやすくなるように再度見直しを行った。主な変更内容は、昨年までの主要評価項目である口腔機能の検査は口腔機能低下症の検査7項目(①口腔衛生状態②口腔水分計ムーカスによる口腔乾燥状態③デンタルプレスケールによる咬合力検査④オーラルディアドコキネシスによる舌口唇運動機能検査⑤JMS舌圧測定器による舌圧検査⑥咀嚼能率検査用グミゼリーを使用した咀嚼機能検査⑦嚥下スクリーニング質問用紙による嚥下機能検査)であったが、キシリトール咀嚼チェックガムのみに変更した。また食事調査に関してはBDHQでは高齢者には調査項目が多いので食物頻度調査票(FFQ)に変更した。その他、研究協力者による現義歯の検査と状態、現義歯装着時のQOLアンケート調査、ADLアンケート調査、義歯満足度アンケート調査、運動機能確認のための握力検査、体成分分析装置IN BODYによる体組成検査、面接における被験者特性(身長測定、体重測定、旧義歯使用期間、無歯顎期間)の口頭によるアンケート調査に変更はない。その他、被験者への研究説明をするための説明書ができるだけ簡単で分かりやすくなるように作成した。今年度は倫理審査委員会の申請が遅れたため、被験者の取り込みがかなり遅れ、現在同意を得られた被験者は統計処理のできる人数には満たないでいる
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
日本大学松戸歯学部倫理審査委員会の申請の遅れにより承認が遅れた、被験者の取り込みも遅れた。そのため、研究協力者と文献検索、およびミーティングを密に行うことにより、プロトコールは完成し、被験者への説明書はより分かりやすく書き直した。口腔機能の検査はキシリトール咀嚼チェックガムのみに変更した。また食事調査に関しては物頻度調査票(FFQ)に変更し、その他、研究協力者による現義歯の検査と状態、現義歯装着時のQOLアンケート調査、ADLアンケート調査、義歯満足度アンケート調査、運動機能確認のための握力検査、体成分分析装置IN BODYによる体組成検査、面接における被験者特性(身長測定、体重測定、旧義歯使用期間、無歯顎期間)の口頭によるアンケート調査の調査用紙等の印刷、また検査のための資材を揃えて、被験者の取り込み準備を整えた。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、高齢被験者への負担軽減のためのプロトコールは完成し、被験者への説明書はより分かりやすく書き直した。また、口腔機能の検査は今までの7項目からキシリトール咀嚼チェックガムの1項目のみに変更した。さらに、食事調査に関してはよりわかりやすい物頻度調査票(FFQ)に変更し、その他、研究協力者による現義歯の検査と状態、現義歯装着時のQOLアンケート調査、ADLアンケート調査、義歯満足度アンケート調査、運動機能確認のための握力検査、体成分分析装置IN BODYによる体組成検査、面接における被験者特性(身長測定、体重測定、旧義歯使用期間、無歯顎期間)の口頭によるアンケート調査の調査用紙等の印刷、検査のための資材を揃えて、被験者の取り込み準備は整えた。検査項目、プロトコールの内容に関しては研究協力者と文献検索とのミーティングを密に行ったので、問題はない。今後は速やかに被験者を獲得するために、日本大学松戸歯学部付属病院に新義歯作製希望で来院した被検者に対し、対面で研究説明を行い同意書の取得を行う。同意書の取得ができ次第QOLアンケート調査、被験者特性の取得、研究協力者による現義歯の検査を行うことから始める。
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Causes of Carryover |
研究が遅れているので被験者に使用する資材の購入が減少している。次年度使用計画は、被験者の増加により購入する資材、研究データ測定を進めるために資料の印刷、データ管理料に充てる。
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