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2018 Fiscal Year Research-status Report

ゲノム編集KOマウスを用いたコラーゲン分子架橋因子PLOD2の癌転移における役割

Research Project

Project/Area Number 18K09717
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

中嶋 大  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (50431747)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 椎葉 正史  千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (20301096)
鵜澤 一弘  千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (30302558)
笠松 厚志  千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (60375730)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
KeywordsPlod2 / ノックアウトマウス / 胎生致死 / 口腔癌
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、先行研究で得たヘテロマウスの交配を継続させノックアウトマウスの確認およびノックアウトマウス由来胎児線維芽細胞(MEF)を作製し、癌細胞の足場・道を不良にした状態を作ることで、癌転移実験を進めていく。
以下に本年度の成果を示す。
1.ホモマウス獲得のためヘテロマウス同士で交配したところ、順当に仔マウスを得ることに成功した。2. HMA解析にて、ホモマウスの確認を行う。3. ヘテロマウス同士の交配を行い、ホモマウスの数を増やす。
上記2項目の目的は、以下のようになった。
HMA解析にて、遺伝子判定を行ったところ、wild type(WT)のバンド(single band)と、double bandの2種類を認めた。DNAシークエンス解析を行ったところ、double bandはヘテロであることが判明した。何度ヘテロマウス同士を交配しても、2種類のバンドのみ認め、ホモマウスは確認できなかったため、Plod2のホモマウスは胎生致死を起こしている可能性を考え、胎生期における解析を行った。胎生期10.5日に母親から胎児を摘出し、遺伝子解析を行ったところ、single bandとdouble bandの2種類を認めた。single bandを認めた個体で明らかに発達の悪い個体があったため、DNAシークエンス解析を行ったところ、ホモマウスであった。この時期のホモマウスは心拍も確認できないことから、胎生期10.5日に胎生致死を起こしていることがわかった。MEFの樹立を試みたが、遺伝子改変の影響か胎生期10.5日マウスからの樹立という手技的な問題からか、MEFは樹立できなかった。計画書にも記載したが、Plod2のホモマウスの出産が困難であったため、ヘテロマウスを用いて来年度のin vivoの実験を行うこととする。また表現型の解析やクロスリンク解析も行う予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

ホモマウスからヘテロマウスへの変更はあるが、計画書に記載した通りの対策・変更を施し、研究は順調に進行している。現在、次年度計画を先行し、ヘテロマウスの形態学的な特徴(骨格標本、µ-CTなど)の解析に取り掛かっている。

Strategy for Future Research Activity

H30年度に作製したPlod2ヘテロマウスを使用する。
Plod2ヘテロマウスの形態学的な特徴(骨格標本、CTなど)の解析を進めるとともに癌細胞を注射し癌転移実験へ発展させていく。

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Published: 2019-12-27  

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