2019 Fiscal Year Research-status Report
マウス歯胚局所照射実験モデルを使用した放射線による歯根形成障害メカニズムの解明
Project/Area Number |
18K09733
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
井出 吉昭 日本歯科大学, 生命歯学部, 准教授 (70409225)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中原 貴 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (10366768)
深田 哲也 日本歯科大学, 生命歯学部, 助教 (20386254)
那須 優則 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (50130688)
中島 慎太郎 日本歯科大学, 生命歯学部, 助教 (40817095)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 歯根形成 / 放射線治療 / 小児白血病 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究グループは放射線が歯根形成障害を引き起こすことに注目し、歯根形成開始時期(生後5日齢)のマウス下顎第1臼歯に局所照射を行い、歯根形成障害のメカニズムを明らかにしようとしている。 初年度から行っている局所照射した歯根の根尖の組織学的形態変化の解析に時間を費やし、まとめたデータを第61回歯科基礎医学会学術大会にて報告した。また、本実験で使用するマウス歯胚局所照射法について論文作成に時間を費やした(現在、投稿中)。 根尖部の硬組織形成の変化をさらに明らかにした上で、ヘルトヴィッヒ上皮鞘を中心とした放射線による歯根形成障害への影響を探っていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は、大学施設の工事のため、本研究を行う上で必要な放射線照射装置を利用した動物実験を行うことができなかった。そのため、進捗状況はやや遅れていると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、本研究では歯胚の分子生物学的解析などのさらなる解析が必要になってくると考える。現在の解析を継続しつつ、新たな解析方法の確立に力を入れていきたい。
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Causes of Carryover |
大学施設の工事により、想定していた動物実験を行えなかったため、次年度使用額が生じた。これらは、動物実験が再開できるようになった使用していく予定である。
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Research Products
(20 results)