2022 Fiscal Year Research-status Report
Epidemiological study about the influence of oral - frailty on frailty and geriatric diseases
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18K09887
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
渡邉 功 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10636525)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾崎 悦子 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00438219)
松井 大輔 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20613566)
小山 晃英 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40711362)
栗山 長門 静岡社会健康医学大学院大学, 社会健康医学研究科, 教授 (60405264)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | オーラルフレイル / 栄養 / ロコモ |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年12月~31年3月にかけて男性141人・女性75人(合計216人、平均年齢75.1±5.8歳)を対象に脳ドック検診を実施した。 ①対象者の臨床情報の把握として、自記式質問票による生活習慣・既往歴調査、食品摂取頻度調査・3日間食事記録調査、身長・体重・血圧・心電図の測定、尿検査(蛋白や潜血、アルブミンなど)、血液検査(一般的生化学項目、高感度CRP、TGF-β、αKlothoなど)、②認知症・認知機能検査の実施、脳高次機能検査(Mini- Mental Sate Examinationと語想起課題)、③頭部MR検査画像、④筋力・骨密度、ロコモ度測定、⑤口腔内状況の診査、口腔保健に関するアンケートなどを測定した。 本研究の目的は認知機能低下、脳血管疾患ならびにフレイル・低栄養に関連する口腔機能 の因子の探索を行い、将来の老年疾患・フレイルを予防または全身機能の維持・改善につながる因子を明らかにする。老年疾患やフレイルと口腔機能低下の関連についての研究は散見されるものの、老年医学・栄養学・歯学を縦断的に網羅的に評価したものは少なく、特に脳MRI画像の縦断的変化と口腔の関連に着目した研究は認められない。口腔機能を一つのスケールで評価することは困難であるため、本研究では残存歯数等の口腔内視診検査に加えて、咬合力・咀嚼能力・咀嚼筋活動・咬合接触量・舌圧などの実数値を用いて客観的に多面的に評価する。現在、コロナ対応で遅れが出ているものの、これらのデータの入力・整理作業及び解析を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
対象者に対する脳ドック測定は平成30年度及び令和元年度をに実施し、令和2、3年度にデータの整理、入力を終えた。解析はコロナ対応で遅れが出ている。今後は、解析を進めていく。
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Strategy for Future Research Activity |
測定及びデータの入力・整理作業が終わったため、最終解析に入る予定である。
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Causes of Carryover |
研究を継続しており、次年度に使用する消耗品(ファイル、文具等)の購入に使用する予定
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