2023 Fiscal Year Annual Research Report
Study on occupational dental health measures corresponding to diversity of working style of workers
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18K09907
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
大山 篤 東京医科歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (50361689)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
品田 佳世子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (60251542)
木下 淳博 東京医科歯科大学, 統合教育機構, 教授 (10242207)
須永 昌代 東京医科歯科大学, 統合教育機構, 助教 (90581611)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 産業歯科保健 / 産業保健 / 働き方改革 / Web調査 / 非正規雇用 / 共通リスクファクターアプローチ / ヘルスプロモーション / Web based learning |
Outline of Annual Research Achievements |
非正規雇用労働者はさまざまな労働条件において正規雇用労働者との格差があり、職域で労働者の健康管理を行う上でも、両者の働き方や生活習慣の違いには考慮が必要である。また、近年「事業場における労働者の健康保持増進のための指針(THP指針)」が改正され、職域における歯科保健の重要性も指摘されている。しかし、職域における歯科保健対策を実施している事業場は必ずしも多いとは言えず、普及のための障壁を取り除くような方略が必要な状況である。 2023年度の前半は第96回日本産業衛生学会 産業歯科保健部会フォーラム(ライトキューブ宇都宮)にて、非正規雇用労働者の生活習慣と口腔保健行動について講演した。講演では、特に1)正規雇用労働者がいつも非正規雇用労働者より望ましい生活習慣であるとは限らないこと、2)歯科保健行動については、男性の非正規雇用労働者の定期歯科受診率は正規雇用労働者よりも低いこと、3)生活習慣や歯科保健行動には勤務時間や働き方の違いも影響するため、保健指導の際にも生活習慣だけでなく、働き方を併せて考慮する必要性がある、ことなどを中心に話題提供した。 また、2023年度の後半は今までの研究内容をまとめた論文「口腔の健康上の問題は仕事に影響するかもしれない」を8020推進財団会誌に投稿し、掲載された。この論文では1)労働者の定年の延長や撤廃により、今後は口腔の健康状態が 悪化する高齢の労働者が増えると言われていること、2)仕事に影響しやすい口腔の症状は「痛み」が最も多く、出勤しても仕事の効率が上がらない「プレゼンティーズム」の原因となり得ること、3)むし歯や歯周病対策には定期歯科受診が有効であるが、多様な働き方が健康にあたえる影響についても注視する必要があること、などを一般の読者にもわかりやすいようにまとめた。
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Remarks |
8020推進財団 8020会誌23巻に研究結果を基に投稿している。
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Research Products
(5 results)