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2019 Fiscal Year Research-status Report

Development of Asian age prediction method based on DNA methylation

Research Project

Project/Area Number 18K09910
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

岡 広子  広島大学, 医系科学研究科(歯), 特任講師 (60452588)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 北川 雅恵  広島大学, 病院(歯), 助教 (10403627)
宮内 睦美  広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (50169265)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywords年齢推定 / メチル化
Outline of Annual Research Achievements

2019年度は、唾液については保存状態をそろえた日本人サンプルで全年齢層(10歳未満、10.20、30、40、50、60、70歳台以上)の検体で検量線の確立を目標とし、検体の収集とDNA抽出を行った。予定では、各年齢層で50唾液検体(男女各25個程度)の収集を目標としていたが、20歳台以外では目標数に到達しなかった。アジア人のサンプルについては20歳台を中心に新たに23唾液検体を収集した。
一方で、歯牙については各部分のDNAについて論文でメチル化と年齢との関連が報告されている3種類(ターゲットA,B,C)について、そのPCR条件と年齢推定への活用の可否を検証した。その結果、プライマーAおよびBについて検体歯根尖部から抽出したDNAを用いてPCR条件を確立することができた。条件を確立したプライマーAおよびBで、高解像度融解曲線分析で得られた上顎第三大臼歯のメチル化スコアと実年齢との関連を検証したところ、Aでは正の相関が認められた。しかし、Bについてはメチル化スコアと実年齢との関連は検出できなかった。第三大臼歯を用いた本結果については、日本法歯科医学会第13回大会において報告を行った。また、Cについては歯牙検体について安定したPCR条件が確立できていない。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

唾液については検査の残余検体を含めて積極的に提供を呼びかけ収集を試みたが、当初の目標の収集数に届いていない。妥当な範囲で男女比および年齢分布を考慮して予定数よりも少ない各年代10検体程度の検体数で検量線を確立すべく、現在メチル化スコアの解析を行っている。歯牙検体については、最低2種類のターゲットについて条件を確立する必要があると考えていたが、現時点は高解像度融解曲線分析を用いて年齢との関連が見いだせたターゲットは1種類のみである。現在歯牙について別ターゲットの解析条件を検討中であるが、年度末に解析機器に不具合が生じ、メンテナンスの依頼中である。
以上のことから、研究進捗はやや遅れていると考えている。

Strategy for Future Research Activity

最終年度である2020年度は、日本人唾液検体を元にした高解像度融解曲線分析によるメチル化スコア測定から年齢を推定する検量線を確立し、他のアジア人検体で活用可能か否かの検証を行う。また、アジア人の検体は20、30歳台がほとんどであるが、アジア人検体を合わせた検量線でも年齢との関連を検証し、本研究の大きな目的であるアジア人の年齢推定法の開発を目指す。
歯牙検体については、検体収集とともに現在ターゲットプライマーCと新たなターゲットDについてのプライマー検証と解析条件を検討中であり、研究機関内に実年齢と関連する2種類以上の高解像度融解曲線分析によるメチル化ターゲットを明らかにすることを目指す。

Causes of Carryover

適正な執行を行い端数の次年度使用額が生じたが、次年度予算と合わせ検討中のプライマーDや遅れている唾液検体の検討用の物品費としてとして使用する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 歯のDNAメチル化を指標とした高解像度融解曲線分析による年齢推定に向けた検討2019

    • Author(s)
      岡 広子
    • Organizer
      日本法歯科医学会第13回学術大会

URL: 

Published: 2021-01-27  

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