2020 Fiscal Year Annual Research Report
Clinical research on the determination of oral indices for preventive improvement of life-style related diseases and frailty
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18K09925
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Research Institution | Kanagawa Dental College |
Principal Investigator |
玉置 勝司 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 教授 (00155243)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
槻木 恵一 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 教授 (00298233)
三辺 正人 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 教授 (60148004)
青木 一孝 神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 教授 (60336542)
岩根 泰蔵 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 研究員 (90353531)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 生活習慣病 / フレイル / オーラルフレイル / 疾患型パターン / 虚弱型パターン / 併存型パターン / 口腔内指標 / 全身的指標 |
Outline of Annual Research Achievements |
対象は2017年12月から2021年3月までの神奈川歯科大学附属病院を受診し,同意した外来患者を対象とした.口腔内検査(生活習慣病、オーラルフレイル)及び全身状態検査(医科的検査、栄養調査)を実施した.検査対象者は277名(男性95名、平均年齢68歳、女性182名、平均年齢67歳)で、その内、生活習慣病・オーラルフレイルに該当したもの131名(男性:43名、平均年齢70歳、38~90歳、中央値71歳、女性:88名、平均年齢70歳、21~97歳、中央値72歳)を分析対象とした。研究期間において、雑誌掲載1件(①)、学会発表7件(②~⑧)を行った。①歯周病や歯数は肥満と関連した。②肥満の者ではPISAが上昇した。③歯周病、オーラルフレイルの状態と全身状態には関連があった。④オーラルフレイル検査(咀嚼能力、滑舌、嚥下、舌圧)と全身状態(握力、筋肉量)に関連性の高いものが認められた。⑤歯周炎症マーカーであるPISAとγ-GTPをはじめとする全身および口腔マーカーとの間に相関があった。⑥歯周炎症マーカーであるPISAと肝機能のマーカーであるγ-GTPに相関が示された。⑦歯周炎症マーカーであるPISAと多くの全身および口腔の疾患マーカーとの間に関連があった。⑧舌機能は全身状態異常との関連性が強く認められ,歯科領域における検査から全身状態を推測できる重要な検査指標となる可能性が示唆された。 対象者は、“疾患型パターン”(生活習慣病該当者)は44名(男性22名、平均年齢67、女性22名、平均年齢68歳)、“虚弱型パターン”(オーラルフレイル該当者)は66名(男性12名、平均年齢74歳、女性54名、 平均年齢70歳)、“併存型パターン”(両方該当者)は21名(男性9名、平均年齢71歳、女性12名、平均年齢70歳)に分類され、それぞれのパターンにおける有効な検査指標について分析を進めている。
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] Association of periodontal status, number of teeth, and obesity: a cross-sectional study in Japan.2021
Author(s)
Aoyama N, Fujii T, Kida S, Nozawa I, Taniguchi K, Fujiwara M, Iwane T, Tamaki K, Minabe M.
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Journal Title
J Clin Med.
Volume: 10(2)
Pages: 1-10
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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