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2020 Fiscal Year Research-status Report

Acinetobacter属菌に対する医療関連感染対策の新戦略

Research Project

Project/Area Number 18K09935
Research InstitutionTohoku Medical and Pharmaceutical University

Principal Investigator

遠藤 史郎  東北医科薬科大学, 医学部, 准教授 (40614491)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 矢野 寿一  奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (20374944)
中野 竜一  奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (80433712)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
KeywordsAcinetobacter
Outline of Annual Research Achievements

アシネトバクター属菌は、湿潤環境においても、乾燥環境においても長期間生存することが知られている。一方で、諸外国を中心に高度な薬剤耐性が非常に問題となっており、高度に耐性化したアシネトバクター属菌が感染症の原因菌となった場合には、現在の抗菌化学療法では治療が行えない可能性が指摘されている。さらに、諸外国における感染症は容易に国内へ侵入する時代となっており、本菌への対応は喫緊の課題である。さらには、アシネトバクター属菌の主な感染伝播経路は接触感染であると考えられていたが、近年、空気感染する可能性を示唆した報告がなされるようになってきた。そこで、環境中から分離されたアシンネトバクターと空気中から分離されるアシネトバクターの遺伝的相違に関して分析予定であったが、新型コロナウイルス感染症による業務エフォートの大幅な変更により、思うように研究ができなかったため、1年間の研究期間延長を申請した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウイルス感染症の影響により、研究へのエフォートが取れなかったため研究が遅れている。

Strategy for Future Research Activity

環境サンプリングは終了しており、複数個所から、アシネトバクター属菌を分離している。同培養個所から今年度はエアーサンプリングを行い、空気中からアシネトバクターを分離し、株間におけるとの相同性を検討予定である。

Causes of Carryover

新型コロナウイルス感染症の爆発的な流行に伴い、業務エフォートを新型コロナウイルス感染症対応に大幅にさかねばならず、本研究へのエフォートが極端に下がったため、本研究の1年間の延長を申請した。
今年度は、昨年度までに環境サンプリングで得られたアシネトバクター属菌と、今年度にサンプリング予定であるエアーサンプラーを用いた空気環境からの培養調査を行う予定である。空気中からアシネトバクターを分離したあとには環境から分離された株との相同性を検討し、空気中から分離される株と、環境中から分離された株との間における遺伝学的相違を検討し、空気中から分離された株の遺伝的特徴を明確にする予定である。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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