2018 Fiscal Year Research-status Report
Development of educational system using video review in general practitioner training program.
Project/Area Number |
18K09971
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
後藤 道子 三重大学, 医学系研究科, 助教 (10608946)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹村 洋典 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (00335142)
若林 英樹 三重大学, 医学部, 講師 (00378217)
北村 大 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (80595679)
関本 美穂 三重大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (00244583)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ノミナルグループテクニック / 暫定評価項目 |
Outline of Annual Research Achievements |
文献検索を行った結果、ある程度信頼性と妥当性が担保されている評価票を14ピックアップし、翻訳した。14の評価票の項目を分類し、カテゴリーごとに名前を付けた。 平成30年12月2日、日本プライマリ・ケア連合学会の近畿支部会の会場である京都の歴彩館・稲森記念会館(京都府立大学)で、第1回のノミナルグループテクニックを用いて、上記の評価票の分類に基づき、データ収集した。医療面接のエキスパート3名の参加者があった。23タイトル80の評価項目が採取できた。平成31年2月2日、日本プライマリ・ケア連合学会冬季セミナー学会会場である東京大学医学図書館会議室で、第2回のノミナルグループテクニックを用いた情報収集を行った。8名の参加者があった。第1回の結果に、7タイトル66項目が加わった。結果として、30タイトル、146の評価項目が採取できた。 データの収集と同時に、評価票の対象、目的、使用方法についても議論が深まり、今後の方向性について深い議論ができたことは大変有意義であった。 平成30年4月7日、東京大学医学図書館会議室で、研究者の情報・意見交換と今後のスケジュールの確認のための会議を開催した。ビデオレビューという手法の歴史やその効果を改めて見直し、開発の意義を再確認した。 会議の結果として、今回挙がった項目に関して、webアンケートを実施すること、アクショリサーチの手法を取り入れ、暫定評価票を使って実際に専攻医の医療面接で使用しながら、ブラッシュアップするという方向性が決定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成30年11月:項目の洗い出し→項目プールの作成 平成30年12月:メンバーリクルート→ノミナルグループテクニックの実施 平成31年3月:暫定版評価票の完成 平成31年10月:webアンケートの実施→分析 平成32年3月:評価票の完成 当初の実施時期は上記のとおりであり、平成31年4月現在ノミナルグループテクニックを終え(暫定)評価項目が挙がっており、webアンケートの準備に入ることができているから。
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Strategy for Future Research Activity |
ノミナルグループディスカッションの際に、エキスパートからの指摘を受けて、対象、目的、使い方、の3点について一層の明確化が課題であることが分かった。以下に、それぞれに今後議論が必要と思われる内容について記載する。 1.対象(専攻医もレベルがある。①1年目からなのか3年目以降なのか ②階層別の評価票にしてはどうか) 2.目的(①総括評価として使うのか、形成評価として使うのか ②身体診察は評価するのか ③目的別-患者教育版・診断治療版-に作成してはどうか) 3.使い方(①自己評価ができるようにするのか ②ビデオは最後まで見るのか、一部を使用するのか)
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Causes of Carryover |
昨年度は、予定の海外での発表が行えなかったことと、ノミナルグループディスカッションへの参加者が予想より少なかったことで、予定の金額を消化しきれなかった。次年度は、海外での学会発表を積極的に行う予定をしている。また、研究者間の情報収集のための会議、成果の発表などを今年度にもまして行う予定にしており、その日当や交通費等に充てるつもりである。
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