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2018 Fiscal Year Research-status Report

実習を用いた医学部初年次教育における客観的態度評価モデルの確立

Research Project

Project/Area Number 18K09985
Research InstitutionTokyo Medical University

Principal Investigator

増井 大  東京医科大学, 医学部, 講師 (10315757)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywords態度評価 / 授業実習 / 評価
Outline of Annual Research Achievements

本学「医系の化学実習」に沿って行う態度評価について、その評価項目の選定や実験指導と両立できるような評価実施方法を探った。
まず、実習当日朝には予習レポートの提出を学生に課しているが、これについて遅着や過去のレポート内容の引き写しなどプロフェッショナリズムの観点からの項目を設定した。つぎに、実習中の評価項目としては、遅刻欠席や私語や居眠りスマホ使用などの態度評価項目を設定した。また、当日実習を行うにあたりごく基本的な手順や学習目的など、最低限わかっているべき簡単な内容を学習評価項目として設定した。さらに、実習後の評価項目としては、片付けやレポートの提出状況などを評価項目として設定した。
実習に沿って行う態度評価の実施について振り返りを行った。
実習当日朝提出された予習レポートを実習開始時までに採点し、その中で評価を行うと時間的な制約から採点評価者の負担がかなり大きいことが予想された。そのため入力はなるべく簡便になるよう、◯や×などの記号を入力するような評価シートをあらかじめ作成して入力を行った。
また、試薬や炎を扱う実習中の評価入力でも、安全確認や実習指導と並行して評価入力を行うことになるため、同様に評価シートをあらかじめ作成して入力を行った。
これら実際の入力作業も踏まえて、項目内容や技術的な面で実施しづらい部分や不明確な点を振り返った。その際、実習を実施する他教員からコメントを得て、振り返りに活用した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初想定していた入力作業に比べ、採点や実習指導と並行しての評価入力はかなり負担が大きい作業となることがわかった。また、例年と比べて学生数が多く、教員一人あたりの対応すべき学生数がイレギュラーに多かったことも原因として考えられる。
入力作業を実際に行ってみて、困難となる点などの洗い出しができたことは大変有意義であり、計画通り進めることができた。

Strategy for Future Research Activity

学生数は2年目も初年度同様多いため、評価入力についての効率化が鍵だと考えている。評価シートのフォーマットのブラッシュアップを行うとともに、デバイスを利用した電子入力も予算の範囲内で検討を行う必要があると考えている。

Causes of Carryover

申請した額より減額されたのに伴い用途変更を行なったため。
申請では学生用のタブレット端末購入を計画していたものを諦めた。
一方、研究を進めていく中で、評価入力の効率化が課題となっており、電子入力を検討するが、その結果によっては繰り越した額と2年目の額を合わせて支出することを予定している。

  • Research Products

    (1 results)

All 2018

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 教養教育におけるPBLテュートリアルの学修効果評価法の開発 東京医科大学『課題研究』の事例から2018

    • Author(s)
      西研、荒井貞夫、普神敬悟、篠田章、小林義彦、増井大、倉田誠
    • Organizer
      第50回日本医学教育学会大会

URL: 

Published: 2019-12-27  

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